強度の外反母趾で足裏が痛い!

小黒健二

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テーマ:足と靴

3年程前に外反母趾による足裏の痛みを訴えて「足のカウンセリング」を受け、健康靴の調整をした女性が再度ご来店くださいました。
「忙しくてなかなか来れなかったけど、また足の裏のタコが強くなってきて痛いの・・・」とのこと。
以前の健康靴は、カカトが磨り減り、右足の親指の付け根の下の靴底に亀裂が入っています。
「う~ん、これはすごいことになっていますね。もっと早く修理に出して下さればよかったのですが・・・。」と私。
「でも、この靴しか履ける靴がないのよ」と言われてしまいました。

そう言っていただけるのはありがたいのですが、やはり靴もメインテナンスが必要です。ましてや、足が痛くなってしまったのでは、なおさらのことです。
「○○さん、強度の外反母趾により親指で地面を蹴り出す力がないため、右足の親指の付け根に荷重が掛かり過ぎていますので、思い切って新しい靴に変えてみませんか?」と提案しました。
そして主に「リウマチ足」の方に勧める特殊な靴底の靴を取り出しました。
「百聞は一見にしかずと言いますから、履いて歩いてみて下さい。」と私。

「あら、この靴軽いわね!それに痛くない!」との評価をいただきました。
「靴の重さはそこそこあるのですが、履いて歩くと軽く感じるでしょ?」と私。
「この靴は靴底が特殊な形状で作られていますので、歩行の蹴り出しを靴の方がアシストしてくれるのです。その分軽く歩けて、尚且つ親指の付け根や足裏の負担が軽減されるのです。」と解説させていただきました。
「へーえ???」と目をパチクリされて聞いている女性・・・。
という経過を辿り、早速新しい靴に履き替えてお帰りになりました。

 「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

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