感覚と現実のズレ

小黒健二

小黒健二

テーマ:足と靴

「足のカウンセリング」のご予約を頂いたビジネスマンやキャリアウーマンの方々の中に、ある気になる傾向があります。
それは、「足が痛いという感覚」と「現実への対応」とが大きなズレを生じてしまっているということです。

つま先が痺れる感覚がする、足の親指の脇が痛いし角質ができる、靴を履いていると足指の間にマメができる、巻き爪になる、満員電車で立っていると足先が疲れる、小指が曲がって痛い、足の裏に角質ができる等々、主に足の前足部のトラブルに対する訴えと、現実にその方が愛用している靴のデザインとが大きくズレていて、悩みの原因が靴のデザインであるにも係わらず、なかなかその現実が受け止められない方がおられるのです。

足先の違和感の原因の多くは、靴先のデザインと人間の足先の自然な形状との不一致にあります。
特に、満員電車で足先を踏ん張って体を支えなければならない状況下等で、つま先の細い靴を履いていれば足先のトラブルが多くなるのは当然の事だと思います。
以上のことは、ビジネスマン(40代)の方の「足のカウンセリング」の過程で感じたことです。

「足に合った靴を選ぶ」ことが簡単そうで難しい原因は、履きたい靴のデザインと足の自然な形状とが相容れないという、「感覚と現実のズレ」が解消できないせいだと思います。

 「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

小黒健二
専門家

小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

足の健康を守る“足と靴のアドバイザー”

小黒健二プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼