ドライビングシューズ

小黒健二

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テーマ:足と靴

甲を覆う部分にジッパーがついたドライビングシューズを履いた男の方がご来店されました。
「靴をお探しですか?。足が痛いとか、何か足の問題を感じていますか?」とお尋ねすると、「時々かかとが痛いときがあります。」とのこと。
「う~ん、今お履きになっているのは靴底が薄いドライビングシューズという車の運転に適した靴のようですが、その靴を履いての長時間の歩行は足を痛めますよ・・・」と私。
「実は私もそう思っています・・・」とその方。

* ドライビングシューズは車の運転において、アクセルやブレーキペダルを踏み込む感覚を伝えやすくするため、靴底が薄く柔らかくできています。また、かかとを車の床に着けても傷付かないように、カウンターの部分まで靴底が巻き上がったりしているのが特徴の靴です。
近年、ファッションシューズとしても人気のようです。

お話を聞いていると、地方から出てきて都会で過ごすうちに、次第に足の負担を感じ始めたとのこと。
「地方では車に乗って通勤や買い物を済ますので、あまり歩かないんですよ。都会では電車での移動が多くて結構歩くんですねえ・・・。今までは、靴底の薄い靴でも足の痛みを感じませんでした。」
なるほど、なるほど。通勤、通学では、都会の人の方が地方の人よりも歩いていると・・・???。う~ん、何か不思議な話ですね。でも、確かにそういう場合もあるかもしれませんね。

その方には、靴底のしっかりしたフットベッドインソールが装着された「健康靴」をお勧めしました。
「これは歩き易い・・・。いやー、靴は大事ですね。」とのご感想をいただきました。
都会の駅の構内や路面の硬さ。通勤、通学での慌ただしい歩行条件を考えると、ますますウォーキングシューズとしての機能を充実させた履物が要求されそうです。
また、靴を様々な用途に応じて履き替えるという工夫も必要なのではないでしょうか?。

 「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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