足と靴の川柳
外反母趾や変形性膝関節症、変形性股関節症等に対して、保存療法や運動療法による効果、効用が評価されています。
昨日のコラムで「バリアアリー」の介護施設という話題を取り上げたのも、保存療法や運動療法を取り入れた介護への取り組みが、驚くべき効果を上げているからです。
このコラムの基本テーマとしていることは、歩く事をめんどくさがること、歩くために使う靴を趣味趣向だけで選ぶこと、正しい靴の履き方や正しい歩き方を啓蒙しない生活環境を見直す必要があるということです。
その上で、本当に足に合った靴を選び、正しい靴の履き方で正しく歩くことが、足の健康維持、機能回復を促進する保存療法や運動療法になるということです。
靴は選び方や使い方によっては足のトラブルの原因になりますが、一方で、足のトラブルを解消するための道具にもなるのです。
人間の体は運動(生活)によって機能を維持しています。しかし、過度に便利で楽な生活を追い求め過ぎると、人間の基本的な運動力(生活力)を低下させてしまうことがあります。
健康靴は、保存療法や運動療法の効果を足元からサポートするための道具なのです。
これからの高齢化社会に立ち向かうためには、自立した生活を楽しむ智恵と工夫と見識、それを支えるコミュニティが必要なのかもしれません。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/