安全靴で外反母趾や内反小指になる?
リウマチなどが原因で起こる足関節の変形によって、強い痛みを伴う中足骨骨頭痛に対しては、より強いサポートとして「メタターザルバーの手法」という調整加工をする場合があります。
「メタターザルバーの手法」は、健康靴のフットベッドインソールやオーダーインソールに、足の指の付け根の骨(中足骨骨頭)の手前を全体的に持ち上げ、骨頭を浮かせて荷重が掛からないような段差をつけることにより、中足骨骨頭全体が靴の中底に押し付けられないように支える処置です。
痛みの軽減には特に効果的で、強度の外反母趾やリウマチによる足指の変形が原因で起こる強い中足骨骨頭痛に対し、クッションによる除圧と併用して用いると効果的なサポートの一つです。
立ったり、歩いたりすることで体重が掛かりやすい足裏の痛みを軽減し、苦痛を和らげます。また、この手法を取り入れて室内履きなどを製作することもできます。
特にリウマチによる足の変形と強い痛みに悩んでおられる方には「メタターザルバーの手法」と「ロッカーソール」という特殊な形状の靴底に加工した靴や室内履きが、「立ったり歩いたりがとても楽になった。」と好評をいただいています。
足裏の中足骨骨頭痛に柔らかなクッションを敷いて対応するのではなく、足のアーチや骨格を支えることで、より効果的で根本的な痛みの軽減をすることが重要なのです。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/