SNSとの付き合い方
先週、瀬戸内海の島の幼稚園で、先生方を対象に「アンガーマネジメント」の研修をさせていただきました。
保護者の皆さま向けにお話しさせていただいたのが3年前。今回こうして、職員の先生方にもお話しする機会をいただき、ご縁のつながりをありがたく感じています。
先生方との久しぶりの再会を楽しみにしていましたが、何より心に残ったのは、皆さまが一人ひとり真剣に「怒り」や「感情」と向き合ってくださったことです。
後日いただいたアンケートからも、あたたかなまなざしや真摯なお気持ちが伝わり、私自身、とても励まされました。
アンケートの中から、一部を抜粋してご紹介させていただきます。
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●「アンガーマネジメント=怒らないこと」ではないことを知った
6秒ルールだけではなく、「怒りを理解し、整える力」であることを知り、自分を見つめ直す機会になった。
「怒る必要のあるときには上手に怒り、必要のないときには怒らない」その言葉が心に残った。
●「自分の『べき』に気づく」ことの大切さ
これまで当たり前だと思っていた価値観が、他の人にとっては違うこともあると気づけた。
「自分の常識=みんなの常識」ではないことに改めてハッとした。
●「怒りの温度計」で見える化することで、感情が整理できる
日々イライラしてしまう中で、「これは本当に怒るべきことだったのか?」と振り返る力を持ちたい。自分の感情に点数をつけてみることで、冷静になれる気がした。
●「怒り」をぶつけるのではなく、“伝える”ことが大切
「怒りは悪いものではなく、自分を守るための大切な感情」と聞いてホッとした。
感情に飲み込まれるのではなく、“どう伝えるか”を考えることが大事だと実感した。
● 心に残った“自分の中のべき”というキーワード
「怒り」についてここまで深く考えたのは初めてで、とても興味深く、先生のお話を一言も聞き逃したくないと思うほどでした。「自分の常識がすべてではない」と感じていたので、“自分の中の『べき』”という話はまさに腑に落ちる内容でした。
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他にもたくさん感想をいただきましたが、怒りやイライラを“何とかしよう”と力を入れるのではなく、まずは気づいてあげること、そっと見つめてあげることが、自分をやさしく整えてくれる第一歩なんだと、私自身、あらためて先生方の言葉から教わりました。
怒らなくなる必要なんて、どこにもない。
でも、“怒って後悔する”のではなく、“怒っても後悔しない”自分でいられたら、
その先の関係も、自分の心も、ちょっとずつ軽く、やさしくなっていくと思うのです。
余談ですが、「谷川先生がご自身の実体験を交えながら楽しそうにお話しされる姿がとても印象的でした」という感想が。
研修では毎回、私の怒りにまつわる失敗談をたっぷり披露しているので、以前から「この人、昔は相当キレてたんだろうな…」と思われている自信があります(笑)。
それはもう、その通りで。
今こうして笑顔でアンガーマネジメントを語れているのは、ある意味、とても説得力があると感じてます(笑)。
ご依頼いただくほとんどが、リピートやご紹介、口コミからのお声がけで、本当にありがたい限りです。来年の年明けには、保護者の皆さま向けに、またお話しさせていただくことに。
これからも、大切なご縁に丁寧に、まっすぐ応えていきたいと思います。
また瀬戸内の島で皆さまとお会いできるのが、今から楽しみです!
(高松港から見えたフェリー)



