喜んでいる場合じゃない どうする観光公害

来日海外観光客が3,000万人を超えた。それに伴う経済効果も計り知れない。

しかし、海外観光客の増加が顕著により全国各地で「観光公害」が発生している。
特にマナーの悪さにより、立入禁止地区への侵入、喫煙とポイ捨て行為
文化財への落書や排泄行為・・・住民とのトラブル。

典型的な例として、北海道美瑛町の「哲学の木」は、海外観光客が写真撮影のため
勝手に畑に入り込み踏み荒らす行為が後を絶たず、土地の所有者はやむなくこの木を
伐採するに至った。


　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
金沢21世紀美術館で海外観光客が作品を勝手に触ったり、撮影禁止にもかかわらず
作品の前で自撮りするのを、筆者は何度も目撃した。

それぞれの街や地域には、長い歴史のもと培った文化や伝統がある。
そして、人や物を受け入れる「身の丈」があるはずだ。


　　　　　　　　　　　
来日人数だけを見て、喜んでいる場合じゃない。
どうする「観光公害」!