毎日のように食している野菜のお話 キャベツ編
原産地はアンデス地方を中心とした南アメリカ大陸。
その栽培歴史は古く、9,000年以上前からといわれています。
16世紀までは、アンデス地方で細々と栽培されていたそうですが、スペイン人が母国に持ち帰ったことがキッカケで、世界中に広がりました。
持ち帰った時は、「トリュフの一種」としてキノコ扱いされたとか。
日本には17世紀頃に伝わってきたといわれ、当時の日本人の口には合わず、家畜のエサとして、わずかな量しか栽培されていませんでした。
その後、相次ぐ飢饉や戦乱を契機に、食用として受け入れられ、さらに品種改良も進み今では国内で最も多く育てられる野菜までに成長しました。
その品種は1,000種を数えるそうです。
でんぷんが豊富で、カリウムやビタミンにも恵まれ優れた野菜ですが、「毒性」がある事にも注意が必要です。
緑色や紫色に変色したところは毒素があります。
ジャガイモは光にあたると直ぐに、ソラニン等の有毒物質を生成し身を守る特性があります。
それを避けるためには、冷暗所で保管する、時間が経過したものは厚めに皮を剥く、茹で汁は捨てる等の工夫が必要となります。
日頃から慣れ親しんでいるジャガイモですが、毒性を持つ野菜であることを心得ておくことが大切と思われます。
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