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コラム

笑いは“薬”

こころとからだの養生法

2018年3月9日 / 2018年9月13日更新

昨日の雨が、空気を洗ってくれました。
きょうは、平成三十年三月九日。旧暦睦月二十二日。
二十四節気は三番目の節気 「啓蟄(けいちつ)」です。

「笑いは“薬”」
今日のNHK連続テレビ小説『わろてんか』の台詞です。
寄席風鳥亭にも【 薬 】の額が掲げられています。

薬と聞くと、まず薬局・薬房などで購入する
目に見える品物をイメージします。

しかし、一方で 目には見えない
「笑い」や「泣くこと」が薬になることがあります。
あるいは
「いい薬になる」ような経験も、薬になります。

「食べ物」も薬です。

「笑い」と「泣くこと(涙を流すこと)」は
共に、
脳内モルヒネといわれるβ-エンドルフィン(脳内ホルモン)の分泌を
促進してくれるのです。

「涙を流すこと」には、幾つかの種類(*)があります。
その中で、大脳皮質前頭前野の働き、共感からくる
「情動の涙」がβ-エンドルフィン分泌を促進してくれる涙です。
 (*)基礎分泌の涙、反射の涙、情動の涙

子どもの時、テレビの新喜劇をみて育ちました。
藤山寛美(ふじやま かんび)さんに、笑わせてもらい
泣かせてもらいました。

こころが閉じて
泣くことも、笑うこともできない時があります。

笑っていい
泣いてもいい

自分に許可を与えられる時が
来るとよいですね。

「時薬(ときぐすり)・日にち薬(ひにちぐすり)」
という薬もあります。

雲間の光

【笑こと】は、祓いの一つでもあります。

『笑門言葉(しょうもんのことのは)〈略詞〉

 諸々の禍ツ事(まがつこと) 厄(わざわい)をば
 吾(あ)が笑いにて 祓い清めん。
 は へ ひ ほ ふ 。
 福の神よ 守りたまえ 幸(さき)わいたまえ』

引用) 『播磨古式祝詞祭文集』


「笑いの力(2011-03-23)」
 http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/18377/

【笑い】の力については、ノーマン・カズンズ(米/ジャーナリスト)が、
関節の病気(膠原病)の痛みが
「10分間腹をかかえて笑うと、少なくとも2時間は痛みを感ぜずに眠れるという効き目があった」
 『笑いと治癒力』(松田銑訳 現代岩波文庫)
と著したのが始まりでしょうか。

【笑い】の効果については、様々なことが紹介されます。
 ・ナチュラルキラー細胞(自然免疫の主要因子として働く細胞)が増加する。
 ・α波(癒し・リラックス)β波(精神活動・集中)の両方が発生する。
 ・脳内の血流量の増加
 ・β-エンドルフィン(脳内ホルモン)の増加。
  β-エンドルフィンは、脳内モルヒネともいわれ、痛みを軽減します。
  また、気分がよくなる快楽物質でもあります。
  大泣きすることでも、分泌されます。

『福々しい(2012-10-02)』
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/30962/

『笑う門には福来る (2012-12-31)』
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/33327/

「食べ物は“薬” その2(2018-02-28)」
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/63629/

『ストレスとは(2010-12-15)』
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/15636/


コラム一覧 :こころとからだの養生法
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/?jid=164
コラム一覧 :メンタルヘルスとセルフケア
http://mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/?jid=325

参考文献)
『脳からストレスをスッキリ消す事典』 有田秀穂著
 PHP研究所 2012年3月第一版

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