『みどりのゆび』
きょう、12月27日（西暦＝グレゴリオ暦）は
旧暦では、霜月十日
そして、二十四節気では 冬至。
七十二候は64候「冬至 次候 麋角解（さわしかのつのおる）」です。
きょうは、年内最後の一粒万倍日（いちりゅうまんばいび）です。
一粒の籾が万倍の稲になるという、農耕民族ならではの幸福のイメージですね。
今は、豊かで自由になり
共通の「幸福のイメージ」というものを持ちにくい時代になりました。
そして、豊かで自由であるが故に
不足感と不自由さを感じてしまうのかもしれません。
今年を振り返り、沢山の出会いや感じたことがありました。
そんな中で、際立って心震えたのは
ある方のパーティに参加させていただいた時でした。
その誕生の時から今に至る、その方のストーリー映像を見せていただきながら
人生というものの美しさを改めて感じたのでした。
これまで、結婚式でそのような映像を見る機会はありましたが
人生の終盤における、人生の振り返りに格別な思いがしました。
わたしは、その方のことはここ数年のことしか知りません。
社会的な評価を頂かれたことを記念してのパーティでしたが
その映像の内容は、家族との日々の積み重ねでした。
人生にとってなにが大切なのかを、見せていただいたのです。
かつての日本には、「幸福」の明確な定義がありました。
【万福和合（まんぷくわごう）】
「よろずのふくは、わごうよりしょうず。」
すべての幸福は、男女の仲が睦まじいことから始まる・・・ということです。
わたしたちの社会を構成しているのは、それぞれの家庭、家族です。
その一つ一つの家族が幸せであってこそ、社会が幸せなのです。
いま、私は一人だと思っている人もおられるでしょう。
でももし、あなたの後に続く者がなくても
必ず、あなたの父と母は居たのです。
忘れない限り、側に。
来たる新しい年の歳神様を迎える用意をいたしましょう。
自分の出来る範囲で、心を込めて。
今年も、ご縁をいただきました皆さま有難うございました。
来る新しい年が、どうぞ調和に満ちた良い年でありますようにと
願っております。
「祈りと稲魂（いなだま）（2017-11-23）」
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「世界を平和にするための暦（2017-08-17）」
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「この世は美しい（2017-09-06）」
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「からだの中に残る記憶（2015-05-18）」
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『自然に則した暮らし（2011-01-21）』
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「予防の更に向うにあるもの～七十二候から～ （2013-02-28）」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/34861/
コラム一覧 ：HEAL THE WORLD
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=464
コラム一覧 ：The Sence of Wonder
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