介護の事業所で残業時間の上限を決めていても、意味がありません
介護職員の働きやすさは、どのようなものがあるでしょうか?
介護労働安定センターで公表されている「平成28年度 介護労働実態調査結果」の中に、
「早期離職防止や定着促進のための方策として、
介護施設・事業所が取り組んでいる一番多く回答があったのは、
「本人の希望に応じた勤務体制にする等の労働条件の改善に取り組んでいる」でした。
勤務体制や雇用条件を画一化すると、管理もしやすいのですが、
働く側は、融通が利かなくなり、働きにくくなります。
お子さんの学校行事や自分の体調などで、ちょっと希望を聞いてもらえると
助かることも、多いのではないでしょうか。
ポイントは、「ちょっと」にもあると思います。
何でも、介護職員の希望を聞いていると、
最後には、勤務が回らなくなるかもしれません。
そのため「ちょっと」は、本人の希望を取り入れる働き方、
勤務表や雇用契約を柔軟に行い、
他の介護職員についても、希望がかなうことができるよう
配慮してはいかがでしょうか。
「平成28年度 介護労働実態調査結果」
http://www.kaigo-center.or.jp/report/
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※2020年7月17日に、記事の内容を一部修正しました。