介護職員の働きやすさ

山本勝之

山本勝之

テーマ:給与賃金・雇用条件、雇用契約、再雇用

介護職員の働きやすさは、どのようなものがあるでしょうか?

介護労働安定センターで公表されている「平成28年度 介護労働実態調査結果」の中に、
「早期離職防止や定着促進のための方策として、
介護施設・事業所が取り組んでいる一番多く回答があったのは、
「本人の希望に応じた勤務体制にする等の労働条件の改善に取り組んでいる」でした。


勤務体制や雇用条件を画一化すると、管理もしやすいのですが、
働く側は、融通が利かなくなり、働きにくくなります。

お子さんの学校行事や自分の体調などで、ちょっと希望を聞いてもらえると
助かることも、多いのではないでしょうか。


ポイントは、「ちょっと」にもあると思います。

何でも、介護職員の希望を聞いていると、
最後には、勤務が回らなくなるかもしれません。

そのため「ちょっと」は、本人の希望を取り入れる働き方、
勤務表や雇用契約を柔軟に行い、
他の介護職員についても、希望がかなうことができるよう
配慮してはいかがでしょうか。


「平成28年度 介護労働実態調査結果」
http://www.kaigo-center.or.jp/report/




~介護・福祉の職場をサポートしています~
メールマガジン「労務と人材育成のヒント」を毎週火曜日の朝にお届けしています。
別の内容をお届けしていますので、登録をいただき、こちらもご参考ください。
https://www.directform.info/form/f.do?id=1834

※2020年7月17日に、記事の内容を一部修正しました。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

介護事業に解決志向で労務アドバイスを行うプロ

山本勝之プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼