介護職員との面談で、焦点をあててはいけないこと
最近、介護施設の経営者からお聞きする相談に、
介護職員である前に、社会人としてのマナーを守れない職員が多いと聞きます。
・連絡なく、無断で欠勤する、遅刻する
・挨拶をしない、感謝の言葉がない
・自分の家で過ごしているように、脱いだ上着を床の上にほりっなし・・・
お聞きしていると、きりがありません。
どうしてこのような事が生じるのかと言いますと、その職員自身、
「社会人としてのマナー」が何なのか、分かっていない・知らないということがあります。
そのため、これは社会人としてのマナーと違うのか?と周りが言っても、
当の本人は、言っている意味が分かっていないことが多いです。
社会人としてのマナーまで教えなければいけないのか?
と思われるでしょうが、実際は、社会人としてのマナーまで教える必要があります。
大変だと思いますが、根気よく、当の本人が育つことを信じつつ、教える必要があります。
採用時の面接で、社会人としてのマナーをもっているかどうかを
見極めることができればいいのですが、そのような場面がないかもしれません。
インターネットやコンビニなど、すぐにある程度の情報や品物が手に入る世の中ですが、
丁寧に時間をかけて、社会人としての働くマナーを伝え、教育することも必要です。
職員ひとり一人が、施設の顔でもあります。
利用者の家族や周りからも、社会人のマナーをもつ信頼されるような職員を
介護施設では、育てる必要があるのです。
最近、私の事務所の近くの元町界隈では、映画の撮影を昼夜を問わずやっています。
※メールマガジン「労務と人材育成のヒント」を毎週火曜日の朝に発行しています。
パソコンのメールアドレスで、登録をお願いします。
https://www.directform.info/form/f.do?id=1834
※2020年7月10日に記事の内容を一部修正しました。