背中に目玉！－すぐに下を向いて不安定な視線に

「踊る時にいつも下を向いていると注意されるんです。
自分では下を向いているつもりはないのに。」

これ、よくわかります。
私も若い時よく注意されました。
自信がないからだと言うのが、よく言われますが
今となれば、全部が全部そうだろうか？
と、私は思います。

気持ちもさることながら
顔が前を向いていたらそれでOKか？
踊りだって競技で対峙するにも
それをどう表現するか、取り組むかは
顔でするのではありません。
それが表に出るのは、体の使い方、体の意識です。
顔なんてよく見えない大劇場、大会場で
演者がしたいことが伝わるのは、顔じゃない！体です！
自信がない人なら自信がつく体の状態にしてあげれば
落ち着いてくれます。

ではどうするか？

じゃ～ん！
「背中に目玉」です。

わかりにくいと思うので目玉をこちらに向けていますが
実際には背中に目玉が張り付いて、前を向いていると思って下さい。

まず意識を背骨を通って床まで下し、床から中心に還ってきたところで
背中に目玉があって、前を見ていると意識してみると
不安定に顔だけが下を向くことがありません。

しかも気持ちが落ち着いて緊張が取れるおまけつき！
舞台や競技にとどまらず
ビジネスや日常のここ一番、威力を発揮します。

応援してくれる人が背中を押すときは
ここ！です。
人が一番ほっとするところなんです。

背中って、一番その人が出るところ。
背中に目玉をつけてみて下さい。
それはあなたの内なる味方です。

他の過去コラムを探すつもりが
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体幹の中心に向かう力を得る（2019年2月23日）

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