伸びにくい、曲がりにくい膝を伸ばすための意識付けストレッチ

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

伸びにくい、曲がりにくい膝を伸ばすための意識付けストレッチ

昨日のコラム痛い膝を痛みなく折り曲げる(2019年12月23日)
でも書いているように、双方向の張りがなければ
痛い膝は伸ばすのも曲げるのも痛く、固まりやすい。

もっとシンプルな方法として
痛くて辛い筋肉痛!少しでも早く楽にしましょう!(2019年11月10日)
を使うやり方がある。
(この後のぽってり膨れたお腹をスッキリ伸ばしたい(2018年4月8日)も大切!)
体幹の位置感覚が感じられる状態にするために
体リセット!目覚めが違う寝る前の意識付け(2019年12月1日)も
ご参考に。

さてここから

脚に負荷をかけない寝た状態
双方向の流れを作ってストレッチ
楽な状態で仰向けに寝ることができれば、
できるだけ胴体を長くして
足から上に上げるのでなく、腰から送り出すように
足裏を天井に向ける。

これは足首をしっかり伸ばすため。
足首がきちんと伸びて、お尻から背骨が上に伸びる流れと
双方向に引き合えると
伸びにくい、曲がりにくい膝は
膝裏にもったり集まるものがなくなる。
腿の裏の固さも楽に柔らかく伸ばしてくれる。

上の画像では膝を曲げていても
お尻から膝の長さは長く、スッキリ伸びている。
足裏にいらない力が入らずに
足首は90度の角度になる。
双方向のベクトルがない時には
この角度は鈍角になる。

下の画像では、膝を伸ばそうとする意識でなく
背中から順に流れを送り出していくが
お尻が浮き上がらず(床に押し付けるのでなく)
体幹の方に引き込んでもいる。

同時に両方!?
と思う人もあると思うが
縮まない電車の車両の中を人が歩いていくようなものと
考えてほしい。
電車の中を歩くのに
横にぶつかっていく人がいないように
膝小僧や膝裏を後ろ向きに押せば、誰でも痛い。

横向きのベクトルでなく縦のベクトル。

一旦伸びたら、足裏は天井に向けたまま、位置を変えないように
伸びた脚を少し緩めて、膝が曲がった状態にして
また伸ばす。
そうすると、この脚は90度の角度でなく
個人差はあるが、体に近づくように上がっていく。

ただ、脚をたくさん上げるのが最初の目的ではないので
ここでは
体幹をキープしたまま、脚を曲げ伸ばしする時の
感覚を養う意識付けのためのストレッチであると
思ってほしい。
もちろんそれが感じられるようになってから、
脚を上げるための意識付けストレッチに格上げしていける。
お尻が上がって、お腹が縮んだり、骨盤と脚がひと固まりになっては
本末転倒になる。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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