坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
動きは頭でなくイメージでとらえる
傷めたところは意識がそこへ行くほど痛く感じる。
怪我が治癒していても
自分の意識が
「そこは痛いところ!」
とその部分の痛さをイメージしている。
もう当たり前に使えるはずの腕が脚が、肩が、膝が
強張り、流れを妨げられて
今までのようには伸びない、折りたためない。
不自由そうにしか動かなかったりする。
腕を痛めて、試行錯誤していた人。
もう9割がた動きに問題なくなっているが
「腕を伸ばして」「腕を上げて」
などと、キーワードが出てくると
腕は上がるが、強張ったり、左右差が出たりする。
もう腕はきちんと動くのだが
イメージの仕方でちぢんでしまう。
で・・イメージが変化するように言葉で促してみた。
腕を全く連想させないことを
感覚的なイメージで言ってみたら
写真のように腕がすっきり上がってくれた。
「あらっ!?」
ご本人がびっくりしている。
「全然痛くない。
詰まりがないです。」
それから2週間以上たつが
イメージの仕方を覚えられたようで
腕が固まったりせずに動いてくださるようになった。
人間は骨と筋肉と脂肪で動くのではなく
心がイメージすることだけでも動ける。