重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
長座ができない、辛い、背中が丸くなる理由
長座ができない、辛い、背中が丸くなる、
長座をすると後ろに倒れてしまう
腰が痛い、脚が伸びない、骨盤が寝てしまう
足の付け根も太ももやふくらはぎも痛い
だから前屈のストレッチもできない、という方は
結構おられる。
長座ができないのは背骨が伸ばせる状態でないまま
座ろうとされているから。
写真で見てみましょう。
(背骨が伸びず辛い長座)
(背骨が伸びた長座)
(2020-7-31の長座)
(2020-8-24の長座)
(2023-1-6の体育座り)
もっときつい状態の方もおられると思うので
この「辛い長座」と「楽な長座」の違いは
わかりづらいかもしれないが
上の写真では、腰が丸くなり、床に設置している面が少ない。
体幹の底がまっすぐ床を向いていないので
背骨を伸ばすにも思うように楽に伸びない状態。
下の写真は膝は伸びていないが、体幹の底は床を向いているので
背骨は自然に伸びて
ご本人の感覚としては楽に座れている。
では体幹の底を押せる状態になるには?
四つん這いの状態で見てみる。
(体幹の底が押せない状態)
(体幹の底が押せて背骨が伸びた状態)
体幹を木の幹や箱と考えてみると
上の写真では幹が曲がっている、箱であれば変形している。
下の写真ではお尻の形が違う。
骨盤を前傾させる、後傾させるではなく
股関節を引き込むということをしている。
レッスンでは、それを覚えてもらうのに
いろんなやり方で説明するが
文章でそれを説明するのは難しいことなので
自分でもできることとして
ぽってり膨れたお腹をスッキリ伸ばしたい(2018年4月8日)
でしていることは参考になると思う。
長座ができない状態を長く続けている人は
長座の時には胸郭も縮んだ状態になるし
お腹が固まってしまう人も多い。
椅子に座ることも楽にされていないと思う。
体幹の底が押せる状態、股関節が無理なく使える状態にするのは
長年親しんだ癖があると、時間はかかるが
まず椅子に楽に座れることから始めてほしい。
腰や股関節や脚が痛くないように楽に座る(2017年12月9日)
追記
2020年7月31日の時点では、この方の胴体の様子も脚の伸び方も更に変化している。
長座、正座、立位体前屈にも有効な感覚(2020年8月3日)
で、脇の使い方を意識したことで、今までにない新しい感覚を得ることができて、伸び辛かった背骨、脇が伸びるようになった。
背骨を使いこなして無理のない長座で・・( 2020年8月24日)
では更に自分自身の感覚を明確につかまれている。
20222年には「お尻の角っ子」の意識に気づかれ、長座や体育座りのクオリティが変わるだけでなく、体も手脚も全く印象が変わった。
2023年1月の画像を追加する。
※昨日は無事、舞台で自分のお役目を果たすことができました。
ご来場くださった皆様、有難うございました。