坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
確実に背骨を伸ばすための体を覚える
昨日の神戸WS。
例えば開脚や開脚前屈を無理なくする
脚を上げる
痛い腕を痛みなく上げる
携帯2つ折りのような立位体前屈をする
しなやかに背骨を動かす
回転をする
正座や長座、スクワット、楽に走る
その他諸々・・
どれをするにしても背骨が伸びて
体幹の底を押せて上下前後左右の双方向のベクトルがなければ
自然にきつさなくすることはできず
どこかでいらない力を使って代償行為をします。
それが邪魔になったり、歪みや固さを作ります。
昨日は背骨を伸ばすためにどこをどう使って
その条件を整えるか、
それができれば、どのように連動していくか
それぞれの感じにくいところを誘導したり
説明したりしながら覚えていただきました。
WSに来られるようになって数回目。
少しまだ、反り気味ではあるけれど
足裏から体幹、全身がつながる感覚を感じてもらいました。
タオルを使って胸郭の前後左右の張り、
そこから体幹の底を押す感覚
更に肩を上げずに背骨が無理なく伸びる感覚が
イメージできるようになられました。
肩の手術後、縮んで伸びにくかった脇、腕。
肩甲骨を意識するのでなく、背骨のユニットとつなげることを
誘導して、痛みなく腕が使え、肩や鎖骨回り
肩鎖関節周りにも、いらない力が入らなくなりました。
チラシを使って足裏の横アーチ、縦アーチを作り
体幹につなげると、脚はまっすぐに歪みがありません。
床に着く手首をどう使うかで、体幹につながり
脇、肩甲骨、背骨、体幹の底までつながっていくか
順を追って覚えていきます。
タオルを使っての体幹につながる流れ。
首を伸ばすにも、ただ第一頚椎を引くのでなく
前後左右、上下のベクトルを感じられると
それだけでも肩の位置、胸の位置が変わり
首の下の盛り上がりも穏やかにスッキリしてきます。
膝を曲げるのでなく、つながった背骨、脇を張り合い
股関節を折りたためる状態にすることで
膝は自然に負荷がかからず折りたたまれます。
上は膝から曲げたもの、下は股間節を折りたためるようにしたもの。
ここから
体幹の遠隔操作で立位体前屈につなげていきました。
まだきつさのある方もありますが
体の位置感覚をどう保つか
部分的なところに意識が行きすぎると
無駄に力が入ったり、ベクトルが片方向になったりするものです。
その人ごとの意識の向け方、体の流れの方向を
イメージできるように誘導していきます。
同じことをしても、その人ごとに条件は違います。
またどこからのアプローチでも
体は連動して、その人の希望するところの改善につながっていくことを
受講してくださる方から、言っていただいて嬉しいことでした。
部分だけを何とかしようとしても思うようにならないものです。
体は少しの違和感も感じ取って、いいことも悪いことも連動していくものです。
部分だけの取り組みでなく
全体のこととして体を感じて下さっているということです。
初めての方にも喜んでいただき、実りの多いWSになりました。
背骨を確実に伸ばせる条件を整えていくと
殆どの悩みは改善方向に進みます。