肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
「機能的な中心に締まった筒の体」のシミュレーション
先日のコラム機能的な中心に締まった筒の体
をイメージしてもらうために
それぞれ誘導して、シミュレーションしてもらいました。
画像は、シミュレーション前の状態。
これでも悪くはないのですが
もっと繊細な使い方をしてもらうために
やってみました。
「えっ!?お腹を背骨に寄せる意識じゃないんですか?
わ~。できる気がしないですっ」
と言われていましたが
できる準備はもうできているので。
固定概念がそう思わせるだけのこと。
お腹を寄せる意識でできる人もありますが
何もかもキュッと押し付けてしまい
肋骨の形も見えない状態にしてしまう人も
少なくありません。
こちらの画像を見てみましょう。
ブルーのラインは
おへそを背骨に寄せて、上に上る感覚。
これでもうまくいく人もありますが
いらないものも寄ってくることもあるので
今回は、体の前側をあえて使わないようにして
体を縦半分に割ったとして裏半分で、やってもらいました。
結果的におへそが背骨による感覚はあるのですが
意識するところはもっと後ろで。
赤いラインは
「背骨のほうが引き寄せた」イメージです。
引き寄せたら、背骨をズンと床方向におろします。(オレンジのライン)
すると股関節が引き込まれて
更に背骨のきわをを這い上がるように
上に伸びる感覚も生まれてきます。(黄色いライン)
胴体が締まり、しっかりして安定した状態ができます。