股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
肩甲骨~腕がつながりにくい
「私、肩甲骨から脇、腕の感覚がまだ弱いです~。
つながりにくいんです。」
とおっしゃるので
一緒にいろいろやってみました。
ここでは、肩甲骨、脇、腕、背骨、体幹の底、足裏まで
しっかりつながっていますが
膝が伸びた状態になると
腕や肩、脇が詰まった状態になってしまっています。
「膝を伸ばす」意識でやると末端で操作したものはつながりません。
この前に指摘しているので
膝からはされなかったのですが、体幹の底の感覚を持続しながらしようとして
腕から肩甲骨のつながりが抜けてしまいました。
それで・・
ちょっとお腹が痛い、スッキリしない時のストレッチ(2019年4月14日)
から、脇の下や脇側面が
ぴったり床に就くようにして
その時のつながりの感覚をしっかり感じてもらいました。
ご自分なりにつながりを考えてされていましたが
この感覚は「今までと違う~」でした。
そのまま、そのつながりをキープしたまま
体の角度を変えて
背中が壁につくまで移動してもらいました。
肩甲骨、脇、腕、背骨をつないだ流れで
体幹の底、足裏までつないで脚を伸ばしました。
⇩(再トライした状態)
⇩(最初の状態)
上の画像
今度はつながっています。
最初とはお尻の位置も肩甲骨の位置も変わりました。
この感覚がもう少し育っていくと
脇の引き込みも更に明確になり
お尻の位置は床から90度に立ち上がり
後ろ側に押されず、体幹からのつながりの流れが
自分ではっきりわかります。
膝を折り畳んだ状態から伸びるときに
肩甲骨の位置を変えずに股関節を引き込んで
つながりながら、お尻は高く上げるイメージ。
この時、お尻は肩甲骨周りの背骨中心の流れに従っているので
横には広がっていきません。
肩甲骨から腕、脇がつながらないといっても
そこだけ意識しても力の流れは弱く
いとも簡単に抜けてしまいますが
全体の流れとしてつなげる意識付けができていくと
自分でもはっきりこれとわかる明確な感覚ができてきます。