重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
体当たりでなく痛くない方法をみつける
自分では心当たりがないのに
痛いところができると、人は痛いところにできるだけ触らずに
痛いところを全く使わないように避けて動く。
至極、当たり前のことのように思えるが
これを続けると、体は一つの歪みに反応して
バランスを取ろうとしてどんどん歪んで、痛いところが増える。
痛みなく使え体幹につながる足裏のために(2019年4月25日)でも
お話しているように
痛いところをそのまま我慢して使えということではない。
痛いところを押し付けて動くのは
壁に体当たりするようなもの。
誰だって痛いし、もっとひどい怪我につながる。
痛いところを息を詰めるようにして使っても
体は自分を守ろうとする。
痛いことを平気でできる人などいない。
痛いところをよく見てみれば、大抵縮んだり
固くなったりしている。
これはどこをどうしたから縮んだり、固くなったりするのか?
脚なら足裏がきちんと踏めていなかったり
腕や肩なら肩甲骨が上がっていたりする。
縮まない、固まらない位置というのがある。
痛いところを痛いままの状態では決して楽にならない。
痛いところを本来の痛くない位置に戻してやることがいる。
痛くない位置で、それを保てるような使い方をしてやると
傷んでいる傷は癒える。
長く痛い状態でいると時間はかかるけれども
早ければ早いほど早く癒える。
怪我後1週間、体は歪まず(2018年11月15日)
この方の骨折はとても治りが早く、怪我していると気づく人もほぼなかった。
怪我が教えてくれること(2014年8月10日)
(私の怪我の記録です)
本来の自分の体ってどうだったのか
時間がたつほどわからなくなるが
誘導して痛くない状態や
痛みがなくても背骨がしっかり伸びるような位置にすると
「こんなにきついことをしていたのか!」
とおっしゃる方が殆ど。
痛いことも慣れてしまえば痛いと思わなくなるが
そのまま続けていると体は歳をとる度、きつくなって
ひどい状態になってくる。
怪我をいい方向に向ける
怪我をしたから駄目だと諦めずに
それをいい方向に向けるきっかけだと思えば
怪我したことは不幸なことではなく
いいことが自分の方に向いてくる。
この方、怪我を克服されてから
どんどん体が変化して、初めてこられた時とは別人のような体になられている。