坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
体の位置感覚の意識の差で脚が変わる
反り腰タイプの人は、体の裏側が抜けやすい。
「足裏から体幹に向かう力が感じにくいんです~」
と言われるのを一緒に修正した。
かなり体の意識はされている人だが
研究熱心に聞いて来られる。
見てみると、上の画像のようになっていた。
骨盤が内側に無意識に向くと、お尻はヌケヌケ
大転子が張り出して股関節が固まり
股関節の必要な隙間を得にくい。
体幹の底も感じにくい。
お腹も縮んでしまう。
体幹の推進力は使えないので、座骨から膝は短く太い。
下の画像は、誘導して脇側面を体幹の底まで
背骨中心に寄せた状態。
背骨、お腹は楽に伸び、股関節の引き込みができて
足も長く細い。
感じられない状態になりやすい体と付き合い
少しずつ、持ち主の要望を聞いてもらう。
長らく慣れた状態から、いいとわかっていても
からだがそれを「こうだ!」
と認識できるまでは時間がかかるのだ。
根気良く付き合っていこう。
「感じにくい」
と思えるだけでも進歩している。
自分の体の微妙な差を感じられるようになっているということだから。
参考:大転子が出っ張って脚がきついです(2019年3月4日)