開脚から痛みなく脚を回す意識付け
正座ー膝下が内股になるときつい
「何だかスッキリ座れないんですよね」
と、おっしゃる方。
よく見ると、初めは伸びている膝下が
どんどん内股になっていきます。
これはそんなに内股ではないと思われる方もあると思いますが
お尻を下ろしていくごとに踵が外に行き
かなりの内股になります。
どういうことかわかるでしょうか?
上下に引っ張るベクトルの片方がなく
縮んでしまった脚の上に載っているということです。
前から見ると膝下が内股になると
どんどん股関節が詰まってきて
骨盤と脚は一つの固まりになっていきます。
これが上の画像。
こうなると大転子が出っ張って脚がきついです(2019年3月4日)
と同じように、体の裏側は抜けてしまい
体幹の底は押せず、従って背骨は伸びません。
背中を丸めたおばあちゃんが座っている感じになってしまいます。
真ん中の画像は、上下に引っ張るベクトルが
双方向に伸びるように足裏まで伸ばしてもらったもの。
その下の画像は経過を後ろから見たもの。
骨盤と脚が分かれて折ることができ
体幹の底がまだ感覚は弱くても感じられてきました。
初めの膝立ちの状態では座骨から膝の長さが
下の画像と比べて、とても短く使っています。
膝下のベクトルがないのもありますが
座骨だけを点の状態で引っ張ろうとされているので
膝も腿も縮んで後ろへ行き、このまま座ると
背骨は縮んで、丸くなります。
正座がきついー膝が浮いてしまう
と同じです。
下の画像では、座骨の点ではなく
座骨~膝を長い距離で引き合っているので
体幹の中心につながり、「折り畳み」になり
楽な星座にすることが可能になります。
このように座ると美しく、無理のない正座になります。
縮んだ脚の上に載ってはキレイで楽な正座はできません。
初めが肝心。
ハンカチを折り畳むにはピンと伸ばしてから折り畳みます。
体も同じです。
正座でも体育座りでも、バレエのプリエでも
スクワットでも、どれも張りが必要。
普段の生活での姿勢や使い方が無理のないものでなければ
運動のうえでも無理があります。
まず、正座が無理なくできるように。
そして体育座りが楽にできるように。
体育座りがきちんとできる子供は、大抵の動きがスムーズにできます。
大人も同じです。
そして、それは意識して行うことで改善が可能です。
参考:正座がきついー膝が浮いてしまう
から、必要なコラムにリンクできます。