開脚から痛みなく脚を回す意識付け
双方向に引き合ったものを折り畳むーそれがプリエです
プリエはバレエやダンスのためにするもの?
いえいえ。
毎日の生活の中で、どなたも嫌というほどしています。
椅子に座る
正座をする
低い位置のものを取る
立ち上がる
階段の上り下り
どれも、バレエで言う「プリエ」です。
双方向に引き合い、折り畳む。
「プリエ」は曲げるではなく、折り畳む。
ハンカチを折り畳むときはどうしますか?
ピンと伸ばして、同じ長さに引っ張って
キレイに伸ばしますよね。
体も同じようにすれば、きれいで負担がかかりません。
上は双方向に引き合った体の状態。
体の位置感覚と裏側の感覚がわかるようになると
引き合うといっても、過分な力は何もいらず
こうやって立っているのは、とても自然で楽な状態です。
下の画像は引き合ったまま、どこかに強い力をかけるのでなく
「折り畳んだ」状態。
この時、前腿がきつくなるようなら、折り畳むのでなく
膝を曲げています。
体の中のベクトルを見てみましょう。
双方向に引き合う中にも、ハンカチで言えば
折り畳みの部分は、各折り畳み場所の端から端まで
引き合っています。
そして気を付けなければならないことは
折り畳みの「点」で引っ張ろうとしないこと。
その「点」の部分が固まってしまいます。
「面」を長く使っていきます。
この使い方を説明したいとは思いますが
言葉で表すのはなかなか難しいのです。
レッスンでは誘導して伝えています。
特に膝の裏やハムストリングス
股関節などを固くしてしまう人が多いです。
足裏に関しては、昨日のコラム足裏の踏み方の勘違い(2019年2月28日)
に書いています。
足裏がきちんと踏めれば、膝小僧は上向きになり
股関節、体幹の底につながります。
初めの向きは違っても壁を使って背骨、体幹の底の感覚を知る(2019年2月27日)
は、この折り畳みをしています。
双方向に引き合う、引き合ったものを折り畳むための参考
体幹がぶれないためのロールアップ(2019年2月10日)
膝立ちになるときの背中の状態をよく見てください。
肩甲骨の位置が明確になれば、背骨は動きます。
きれいな立ち方-受講者様からのご質問3(2018年11月5日)