肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
肩甲骨と腕の関係ー長座
ロールアップをする時の腕、どうなっていますか?(2019年2月5日)
肩甲骨と腕の関係(2019年2月8日)
では、腕の使い方で体幹へどのように影響するか書いている。
せっかく体幹をととのえることができても
腕や脚のつなげ方によっては、流れが遮られ
つながりがなくなると、
できるはずのことが全くうまくいかない。
今日は長座につなげるバージョンで。
肘をぴんぴんのまま使った長座へのアプローチと
肘を平たく使って方向がねじれないように合わせたやり方とを
比較してみる。
(肘がぴんぴん)
(腕の方向を合わせる)
上の画像は肘がぴんぴんで肘のジョイントがなくなり
腕1本が棒のようになって、腕の前や肩に力が入り
体を腕が支える状態になっている。
下の画像は脇~肘、肘~手首を分けることができたので
脇を引き込めて腕の方向をつながりのある状態にできたため
肩甲骨、背骨、股関節の連動ができて
背骨で支えることができている。
(腕がぴんぴん)
(腕の方向を合わせる)
2つを比べると、それほど変わりないように見えるが
脇が引き込めて腕の方向を合わせることができた方が
見た目に楽そう。
ここまではいいが・・
(腕がぴんぴん)
(腕の方向を合わせる)
肘がぴんぴんのままでは、腕の長さが足りず
腕をついている位置からお尻が通らず
ドンと落ちてしまった。
お腹にもえらく力が入っている。
脚へのつながりもなく、膝が浮いて足裏も感覚がない。
脇を引き込めた状態では流れができて
お尻を床に擦るようにして
体の流れを外に引っ張られてしまうこともなく
自分の体に還る形でできたので
体勢を崩さず長座に持って行けた。
脚もつながりが自覚できている。
初めてこのやり方で長座ができるようになられたところなので
まだいらない力もあって股関節の引き込みも
これからもっと明確にできるようにしたい。
日常でしている、普通に当たり前のことが
体が楽に動かせない原因になっている。
「体幹」だけをどうにかしようと思っても
体は全部つながっている。
つながりを感じられる状態に「通す」ことを
いろんなバージョンから考えていく。
このやり方は以前に公開している動画
脇を引き込み肩甲骨からの流れを長座につなげる2(2018年10月20日)
で試してもらったものだが
この時は私が誘導しただけでご本人自らはやってもらっていない。
この方は
ずいぶん進化した長座ができるようになられた。