坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
体と脇の方向、腕の方向を合わせて滑らかで長い腕
肩の詰まりや不具合、動かしにくさ
腕のきつさ
ぎこちない動きなどは
体の位置感覚があるかどうか
体の向きに対してつながる方向に合わせられているかで
自分自身の感じ方も
見た目も全く変わる。
上の画像では腕を上げているものの
肘が内側に閉じられていて
脇側面の流れからねじれてしまったので
肩口や鎖骨の前などに詰まりができている。
脇を開き、肘の方向も前から後ろ方向に向けると
詰まりの痛みが取れた。
まだ脇~肘の長さが短いのは、
肘の引っ張り方にゆとりがないためだが
これを説明できる適当なものがないので
また改めて。
せっかく方向を合わせても
肘をピンピンにしてしまうと
流れが妨げられて、体幹部分の状態を変えてしまう。
こちらも一見問題なさそうに見えるかもしれないが
腕が短く見え、肩口や腕の前側には力が入っている。
動き出しでは脇の方向を合わせたのだが
肘を先の2枚と同様
ピンピンにしてしまったので
きつさが出ている。
下の画像では肘を伸ばし曲げて
肘の方向を掬い上げるように
脇の方向を妨げないように合わせた。
「伸ばし曲げる」って何?
と思われるだろうが
脇を引き込みながら肘を少し折り曲げて
肘先とつなげながらも、分けておき
引っ張り合うという意味。
脇側面も背骨中心に寄っているので
このように後ろ手になっていても痛みなく
腕が自由に使える。
腕がとても長く、滑らかですんなりみえる。
適当な動画をここで上げられないが
肩の痛い人の肩甲骨ストレッチ(2016年11月27日)
をご一緒にやってみてほしい。
これも、いったん腕を戻したときに肩甲骨と腕の付け根を少し前に持って行ってしまわれているが
感覚を養うにはわかりやすいと思う。
この方の体は今は全く変化されていて
この時の状態は今では嘘みたいである。
先日、知り合いの方が腕が痛いと言っておられたので
少し誘導したら、痛くて全く上がらなかったのが
真上まで腕が上がって驚かれていた。
お家に帰ってみたら、やり方がわからくて
戻っておられる可能性はあるが
問題は腕ではないということは理解されていた。
体の中心の意識を合わせ、肩甲骨の可動域を上げる(2018年12月9日)
もやってみると、全く痛みがない状態で使えるが
肘をピンピンに伸ばさないでやってみてほしい。
体と脇の方向を合わせて動きにつなげる(2018年12月5日)
でも脇の方向を合わせて使うことを意識して使っている。
これも肘がピンピンになると、できなくはないが
少しきつくなる。
方向の合わせ方を自分なりに考えてみてほしい。