自分ができる段階での『最大』を通ること
肩甲骨の位置感覚、つながり、脇の引き込みの意識
昨日の神戸WS。
JRで事故があったらしく、大幅に遅れてきた方や
不通になって来られなかった人もあり、気の毒な事だったが
来れた人たちと、たくさんのことでなく
確実に感じてもらえることを丁寧にやってみた。
お1人ずつのチェック中に気になった人に座る意識を促した。
肩甲骨、肋骨の意識がないために
体幹の底を大きな面にできず
背中が丸くなっていた。
日常の生活の中である場面。
肩甲骨の位置を意識して、肋骨が縮まないように
体幹の底を引くだけで
楽に、しかもきれいに座れる。
それだけで、その状態が当たり前になっていく。
下の写真のように椅子に座っても同じこと。
がんばって背骨を伸ばすのでなく
とても自然で、いらない力が入っていない状態を
覚えていけば、楽で美しい。
痛くない開脚前屈のためにー体幹の底まで通す(2018年7月7日 )
脇の引き込み方は、手が前でも上でも基本的に同じ。
私がしているところを見てもらいながら説明した。
肩甲骨と腕の関係(2018年10月27日)
ひとつ上の画像の状態から
立位体前屈へ。
体勢が変わっても、していることは
背中を丸めて座っていた人が肩甲骨、肋骨の意識をして
体幹の底を引いたのと同じ。
お尻が床に向いていれば、下方向の意識が薄くなると
背中が丸くなるが
このように体勢が変われば
頭の中で体勢を90度変えてみればいい。
意識の仕方は同じ。
位置感覚とベクトルが双方向にあることを忘れなければ
体は伸びていく。
脚の意識でなく、体幹の操作で流れができて
無理だと思っていたことが可能になっていく。
腕が一定の位置で流れが妨げられて上がらなかった人。
脇の引き込みで肩甲骨、肋骨、脇、背骨と連動して
痛むこともなしに腕が楽に上がった。
こちらの人も五十肩で、方向によって痛みがあったが
脇の引き込みと角度、体幹の連動を感じてもらうことで
全く痛みを感じないできれいに腕が伸びるようになった。
痛いところの部分をどうにかするのでなくて
体全体の流れに部分が添うように使っていく。
自分の体本来の自然な状態は
体に無理がない。