股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
体を通すー声も通る
常々、体を厚みのある太いパイプのように使い
床方向への流れも作って声を出すと
体の中から響くように声が通る経験をしているが
昨日、自分でやってみた。
1人の時にしているので
写真がないが、バーを押して、大体こんな体勢でやっている。
低い声から結構高い声まで音域を変えて。
声が出るのって
体幹の体の通し方と同じ。
お尻の底から、体の裏側を通って出てくる。
床を押して還ってくる力が更に加わる。
体勢が変わっても、体の中の流れがあると
同じクオリティで声が出続ける。
肺活量が、
体の大きさが、
声帯が、と声を出すことの専門的にはいろいろあると思うが
舞台で踊る時に
作品によって歌ったり、声を出したりすることもあるが
単に大きい声と言うのと
通る声と言うのは違う。
踊るのがうまい人はやはり声も自在に出る。
体の中を通ってきた声は
おそらく耳だけで聞いていない。
聞く人の体に直接入ってくる。
もちろん耳も体の一部だから耳でも聞くが
皮膚に沁みこむように体で感じ取るから
心地よいのだろう。
歌が上手い人、心に染み入る声と言うのは
体の中を通している。
体の意識は心の動きにとても近い。
だから感動するのだろう。
歌でも踊りでも
体の中を通る言葉は、人に届く。