股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
自分の変化の状態を見極める
自分の痛いところ、改善したいところは
常に気になって、そこに意識がある。
実際にはその部分だけを何とかしようとしても
よくはならないので、そこからの繋がりを考えて
全体的に整えていくが
気になる部分から、つながりに意識が移り
よくなってきたなと思ったら
また次に落とし穴がある。
今度は繋がりの中の一部分を意識し過ぎて
それを固めてしまう。
あれ?何だか痛い、変なところに力が入っている
というような落とし穴。
このようなことは、当たり前にあるものと思っておかなければ
ひとつ直せば簡単にどれもOKにはならない。
変化して来たら、またその状態を見ながら調整することがコントロール。
よくなった後に痛いところ、具合の悪いところが出ることがあるのは
改善方向に向かっている折り込み済みのこと。
それがあって、また1段階
自分の調整の仕方がわかると考えた方が建設的。
だれにでもそういう段階がある。
(改善前)
(改善後)
この方は膝に不具合がおありだが
普段はとても注意して過ごしておられる。
ところが先日、3年ぶりくらいに不具合が出た。
久し振りだったので、意識がその部分に集中し
そこを絶対動かさないでおこうと言う意識に変化してしまったため
肩甲骨、差骨周りまで具合悪くなってしまった。
いっぺんに真ん丸背中。
椅子に座った状態で
お腹の伸びにくさでやっていることをしてもらい
股関節がしっかり折れて
肩甲骨、脇にもつながるようにして
固くて辛い足首、膝を楽に使う意識付けを
更にかかとを引いて、土踏まずがし怒り使えることで
股関節の感覚や、足裏の感覚を取り戻してもらい
更にうまく折れない股関節を肩甲骨、脇から促す
のように背骨を1つずつ使って
背骨をしならせて、しっかり伸ばしてもらった。
(改善前)
(改善後)
えらいことになっていたのが
見失っていた感覚を取り戻すことが出来た。
体の意状態が変われば、それに応じて体も変化する。
変化は一時に同じようには進んでくれないので
その変化の状態を見極めながら
不具合があれば
悪いのはその部分ではなく
つながりの中での不均等があることをを知るきっかけになる。
一見よくないことに思えても
小さなジグザグを繰り返していく折れ線グラフのように
ラインを描きながら上がっている。