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うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

「必死」になると見えないものがある

2017年6月15日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:自然であること

コラムカテゴリ:スクール・習い事

「必死」になると見えないものがある

昨日は他県から2時間近く書けて来て下さった方も一緒にレッスン。
とても体のきれいな、熱心な方で
真剣にレッスンを受けて下さった。

私のyoutubeの動画を見て
開脚の練習をして下さったそうだが
一生懸命やり過ぎて
内転筋を傷めてしまったらしい。
ちょっとびっくりして
股関節の引き込みと方向の合わせ方を誘導してやっていただいた。

開脚1
開脚前屈

「全く痛くありません!
自分のやり方が違っていたんですね」
と言われたが
私が知らないだけで、こういったことはきっと他の方にもあるだろうと思う。

私の動画を探してみて下さるような人は
いろんなことをされてみて、なかなか思うようにいかず
さんざん探して辿りついて下さった方だろうと思う。
とっても真面目で研究熱心な方が多い。

「できるようになりたい」
「なんとかしてしっかりできるやり方をつかみたい」

そんなふうに思って、必死の思いで
動画を見ながら練習される。
動画は見られる環境にさえあれば、どこでもいつでも無料でできる
便利なものだと思う。

しかし、いつでもどこでも見られる動画には
どのように見るか、どのように感じるかのメソッドはない。

体のことは心と密接につながっている。
ゆったりした気持ちで丁寧に体全体、
ひいては体から離れた空間も含めての全体を流れとしてみる感じ方は、初めは出来ない。
人それぞれどなたも、環境も性格も感じ方も違うが
自分なりの本来の自然な状態に促して
体が無理なく反応していく積み重ねも
レッスンに入っている。

だから、動画をみてじぶんでするのと
レッスンを受けて動画を見るのとでは当然違っている。

夢中になれるのは素晴らしいことだが
「必死」になると
必死であることにも気づかない。
形しか見えない。
「感じる」ことができなくなる。

体の中心から自分の体のコントロールをしていく感覚は
とても「心」に近い。
だからこそ、体を思うように使うためのレッスンは
楽しくも冷静にみられる練習を積み重ねていく。

「場」の中にいる自分を感じていく。
その中で人と関わりながら、人を感じ、自分を感じていく。
それを通して、体が見える。
「必死」でなく「感じる」ことができるようになると
体は見た目も機能も、つながりも激変わりしていく。

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