坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
肩の痛い人の肩甲骨ストレッチ
昔、母が五十肩になった時のことを思い出す。
お医者さんでは、痛くてもとにかく動かすようにと言われ
母はうんうん言いながら肩を回していたが
辛そうだった。
痛いと積極的に動かす気にはならないのだ。
痛いのを無理して動かしても良くはならないと思う。
母の肩は痛みが消えても、元と同じではなかった。
ボディコントロールを始めた時
腕が水平より上がらない方がいた。
腕を上げると痛い。
しかし脇を上げると腕は結構楽に上がっていく。
当初はそうやって練習してもらっていた。
今は更に肩甲骨と腕のラインを合わせて動画のように脇の下の方向を変えてもらっている。
特に五十肩でなくても
肘から動かす人はたくさんいる。
肘から動かしても腕は別に支障なく動くが
体の繋がりには抜けができる。
肩に痛みができた時には、この動かし方では動かせなくなる。
滑らかできれいな動きにはならなくなる。
脇の下を前から斜め前、横、斜め後ろ、出来るだけ後ろと
角度を変えていく。
一番後ろまで動かした時には、脇の締りが感じられる。
この締りで、体の裏側をつなげて行ける。
昨日のコラム心が上昇していく過程で
アラベスクされている方には
このストレッチで感じられる裏側の意識をしてもらって
体をつないで行った。
以前書いているコラム
中心から分ける腕
も同じ使い方である。
痛くなくて繋がりが感じられるものは
痛いところがある人にはもちろんいいが
痛いところがない人には明確さが伝わる。
痛くないことは美しい。
美しいことは機能が優れている。
これを更に進化させた動画付きコラムは
インナーの最小限の力で肩甲骨ストレッチ(2019年5月13日 )