股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
首の前傾、たるみは背骨から改善
数日前にも書いているが
首が前に出てくるのは、肩が盛り上がって詰り
骨が持ち上げられて、前に出ざるを得ない状態になるからである。
肩が盛り上がるのは肩甲骨を留めて置けないからだ。
肩甲骨を下げることを心がけている人は多いが
「肩甲骨を下げた」
と自分では思っていても、単に下げただけで、留める意識がなかったり
下げたと思い込んでいるから、その後の体の状態が変化していることに気づけない。
首が前傾したり、たるんだりしている状態はきつく
始終首が凝る、肩が詰まる、とても辛い。
見た目にも10歳は年を取る。
そのままを継続すると、首の後ろにこぶのような盛り上がりが出来て
より生えている方向に伸ばすのが難しくなる。
しばらくお休みされていて、久しぶりに来られた方は
ご自分では常に意識されているつもりだったが
やはり肩甲骨はかなり上に上がっていて、首が前に出ていた。
背中の伸ばし方で安定する体幹や
(この動画はなかったので、また後日UPの予定)
距離を短くして肩甲骨の可動域を上げるストレッチ
をしてもらうと、随分改善された。
肩の位置、後頭部の位置、腕の付け根の位置、背骨の位置、胸の位置も変わっている。
とてもしんどいことを頑張っていているのでなく、この状態は楽である。
これで首を更に伸ばそうと、部分だけで伸ばすことを試みるときつくなる。
背骨の延長の流れが、更に伸びていくようなイメージで伸ばす。
回し下げた肩甲骨は、尾骨までつなげ、
尾骨は自分の中に巻き込むようにして、留めている。
24時間意識することが出来なくても
ハッと気づいて直す、を何回も繰り返す。
このような意識が日常的に継続されると、首の傾きもたるみも
少しずつ改善されていく。
かなり意識できる人でも、体の状態は毎日のように少しずつ違う。
その時々の自分の体を観察し、感じて
流れが通っているかを確認していくことも必要。
日常からの意識が、楽になるだけでなく
自分のパフォーマンスを上げていく。