脇の引き込みが強すぎると固まります

2015年9月11日公開 / 2021年3月3日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

脇の引き込みが強すぎると固まります

脇を引き込んで使うと、腕が楽に使えるようになるが
強い力でやりすぎてしまう人も多く、自分ではいいことをしているつもりが
肩が固まり、肩甲骨も上に上がって来て、腕も自由に使えなくなる。

上は脇の引き込みが強い力でなされて
脇の一番後ろの部分が筋が出来たように固くなっているので
肩から腕の前側に力が入り、肘が落ちてしまっている。
流れが遮られている状態。
肩幅も狭く、繋がりが見えず、きつそうな感じ。

下はそういった塊がない。
指先から脇、肩甲骨、反対側の指先まで、流れが出来て
中心からコントロールできる状態になっている。
遮られる所がなく、首から肩のライン、腕となめらかで
つながりは一方通行ではなくて、巡っている。

鍼が感じられて、胸の形も前に突き出されている訳ではないのに
キレイな形になっている。

横から見るとこんな感じ。
上は脇で流れを止めてしまっている。
脇のすぐ下に横じわが1本深く入っているが
ここでカチッと止まってしまい、腕が体に差し込まれているように見える。
腰も反り腰気味。

下の分は脇の下に広がりがあり、楽そうに見える。
押さえつけられず、伸びやかである。
脇の引き込みの勘違い
でも、書いているが「脇の引き込み不充分」を引き込む力の強さが足りないのか？と思った方もあるかも知れない。
私は脇の下で固めてしまって、肩甲骨のラインと同じになってつなげることができない
と言う意味で書いているが、
このコラムで書いているように脇を引き込むのを強い力ですると
固まってしまって、肩甲骨と同じラインにはならず体がつながってくれないから
不充分で終わるとご理解いただきたい。

自分の体に流れを作る、ということを頭に置きながら練習してほしい。
この部分、あちらの部分ではなく、流れを意識して
繋がりの感覚をイメージできるようにしてほしい。
頭で理論を考え出すと、感覚が抜けてしまいやすい。
頭で考えすぎると訳が分からなくなってくるので
イメージでとらえていくことにトライして頂きたい。