開脚から痛みなく脚を回す意識付け
骨盤の前傾、後傾の間の感覚をみつける
下腹を伸ばし、坐骨を押して背骨を動かす感覚
の動画でお話ししていることを
もうひとつわかりやすいようにここで触れておこうと思います。
これは膝を立てた状態で行っていますが
動画中では、肩甲骨下から床に添わせるように順番に
背骨を一つずつ送っていく時の下腹を伸ばす動きです。
これは骨盤前傾にしている状態です。
動画中では、肩甲骨とお尻を床につけたまま
背中を反らすようにして、坐骨を押しています。
背骨を床につけようとすると、骨盤が後傾して、脚の付け根に力が入りがちになり
坐骨を押すと背中が反って浮いてしまいます。
股関節をしっかり折れる状態にして、つながりを感じながら、脚を自由に使おうと思えば
この前傾と後傾の間の感覚を自分の体の中で見つけていくことが必要になります。
肩甲骨を回し下げて脇を引き込んだ状態で肩甲骨を留め
お腹と背中で背骨をはさむようにして、背骨を上下に伸ばし
骨盤が上に持ち上がらないように坐骨を押しながら
中間の感覚をシュミレーションしていきます。
ほんの小さな繊細な動きで、脚の付け根の強い張りが消えたり
今までに感じられなかった微細な意識が徐々に生まれてきます。
建物の骨組みは変えず、小さなリフォームを凝り返すように
流れのイメージと引き込み、送り出しを同時にできる繊細な感覚は
難しい無理なものではなくて、試行錯誤ている途上に
出会えるきっかけがあります。
試行錯誤のないところに、どんな的確なアドバイスも手助けも効き目がありません。
この後の展開下腹、坐骨の微細な感覚から発展できること
この週末もこの感覚をつかまれた方が多く
どなたも張りがある美しいプリエ、こんなに脚が遠くにでるの?
と言うような足長なタンジュをされていました。