できないことを出来る人に学ぶ

うまさきせつこ

うまさきせつこ

テーマ:ボディコントロール

できないことを出来る人に学ぶ

ボディコントロールを受けられる人の中に
あるプロスポーツを目指す人がいて
そのテストの中に「伏臥上体反らし」があると言う。

何とか夢をかなえてほしいなあと思うので
先日、研究生クラスで、最後に少し時間をもらって
一緒にいろいろ考えてみた。

背筋重視タイプと、背骨のしなりと肩甲骨をうまく使うタイプと
だいたい2つのタイプに分かれるが
後者の方がキープ力がある。

背筋を重視すると、強いけれどしなりが少なく
高い位置に上がりにくい。

いろんなやり方でやってみたが
一番伸びやかに上がっていく人は「腹圧」を使っていた。
リラックスしている状態から、腹式でお腹を膨らますような息を吐いて
その間に一気に背骨を伸ばして伸び上がっていた。
その後、更に肩甲骨を中心に集めた形になっている。
恥骨は床に付いている。

なるほど~
私も同じ要領でやってみた。
背骨の動きが不可欠!と思っていたが
これをぜんぶやってみたら、今までより高い位置にキープできた。(自分比)
景色が違うや~ん!

背中が固くて、長いことかかって背骨の動きが出るようになったが
それだけでは高い位置でキープできない。
縦も横もしなりが必要だと思った。

肩甲骨がしっかり動くこと、そして背骨の動きが出ること
これができてようやくできる。
うつ伏せになっている時に、骨があるべき位置でリラックスしておき
腹式呼吸で一気に伸び上がり、背骨が伸びた先で、回し下げられた肩甲骨が
内に寄せられてしなる。
肋骨が開くが、背骨が長く伸ばされてしなっているので
べろっとなっている訳ではない。

以前、もっと背中が固かった時にこれをすると
背中がつるような痛みがあったが、それも全くなかった。
適切に背骨を筋肉がはさんで、伸びる方向に伸びていると言うことだろう。
当然筋肉痛もなし。

まず肩甲骨がはがれた状態にできて、初めて背骨が動いて
存分に伸びて、肩甲骨が更に背骨のしなりを助けてくれて
背筋の力が直線でなく、カーブを描いて無駄なく使える。

みんないろんな意見を出してくれて
お蔭で感覚がよくわかった。
うまく出来ないことは、年下であろうが、生徒であろうが
それが得意な人に学べばよい。
出来た方が得!

今やってもらっていることで、ここにつながっていくことを確認できたのが
嬉しかった。
ひとつのことができていくのに、多くの人の力がある。
夢をかなえてもらいたいなあと思う。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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