開脚から痛みなく脚を回す意識付け
痛くて固い膝を楽にに折りたたむストレッチ
膝や足首に負担をかけず、痛くて固い膝を楽に折りたたむ意識付けをしてもらうために
こういうことをしていただいています。
膝自体を曲げようと上から乗りこんでいくのでなく
足の付け根を前から後ろに引き込んで(お尻が後ろに引けるのではありません)
上半身を前に倒さず、体幹からの流れを長く使っている坐骨から膝~足裏まで通していきます。
膝が床方向に向かっていかないような方向(下向きではない)への使い方です。
腿の裏を触ってみて下さい。
負担がかからず使えている時には固くならず、伸びやかです。
膝裏も固いものが触れません。
膝を押さないのがポイントです。
お尻は前に行ってしまわず、骨盤と脚は分かれています。
背骨もしっかり伸びて、脚にいらない力をかけていません。
縦に長く2つ折りにしたタオルを上下に引っ張って
引っ張ったまま、真ん中を押すと
張った状態で折れ、どこにも皺が寄らず
真ん中を押している手を離せば、
またぴんと張った縦長の状態に戻ります。
これも同じです。
この方は2年前の夜中にトイレに行こうとして、膝がはまってしまい
膝が曲がった状態のままになって、とても痛い思いをされて
それ以来、膝を曲げることに怖さを持っておられます。
関節の状態がもともとはまりやすい膝なのですが
ご一緒にいろんなことをやってきて
完全に折りたたむことができるようになられていただけに
ショックも大きかったのですが
どんな時に膝がはまりやすいかを一緒に考えて
そのためにどんなふうに意識していくかをやってきました。
昨年もおうちで膝がはまってしまうことがありましたが
前回よりダメージが少なくなり、その時の対処もうまくされて
「前よりもまし!」と
前向きにレッスンされています。
はまってしまわないのが一番いいに違いないですが
徐々にそうなっても、ダメージが少なくなるように体幹の使い方
膝に負担をかけない歩き方、座り方、骨盤と脚の分け方などをつかまれて
普通に立ったり座ったりされている分には、膝に問題のある方には見えません。
脚の方向をきちんと合うように使っていると
先日は違うやり方で、知らず知らず腿とふくらはぎがぴったりつくくらいまで
折り曲げておられました。
(内心「やった~!」と喜んでおりました♡)
特に膝に不安がある方は徐々に時間をかけて
感覚をつかみながらやってみましょう。