新たに生まれる感覚を知る
人の姿は自分の鏡
震災記念日の前日、催しが行われるすぐ近くで
今年初めてのワークショップ。
震災があった時には、まさか自分が20年後にこんなことをしているとは
思いもよらなかった。
今回初めて参加された方も多かったが
まるで以前から知っている方のように
笑顔の中で、レッスンが進んだ。
骨盤と脚を分けてつなぐ、ということを
いろんな方法で、繰り返しやっていただいた。
皆さん、ペットボトルをボトン、ボトンと何回も落としながら
苦労されていたが、だんだんに慣れて行かれる。
股関節を前から後ろに引き込むと背中が反る。
引き込みの感覚を持ったまま、背骨を伸ばし、お腹と背中でサンドするのは
感覚を覚えるまで難しいが、繰り返しするうちに、自分なりのコントロールが徐々にでき
そうしながら、無理のないあるべき自分の骨の位置がわかってくる。
その後では長座が全くできなかった人が
ご自分なりの初めての状態を実感されたり
体の繋がりを感じながらのプリエができたり、と
それぞれに感覚をつかんで下さったようである。
子供でなく、自分自身の生活や経験を持った大人の方たちに
楽しみながら真剣に取り組んでいただくためには
自分自身も楽しく真剣でなければ、そうはなってもらえない。
自分が前向きな大人に、より一層なっていかなければ
人といい時間を共有することはできない、と
新年最初のワークショップで思う。
人の姿は自分の鏡である。