体が沈まない体幹からのグランプリエ　　うまさきせつこのボディコントロール

2013年4月11日公開 / 2014年8月22日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

体が沈まない体幹からのグランプリエ

長年バレエをされている方でも、しゃがむようにど～んと沈んでいるプリエをしている方は
結構おられます。
これはプリエを「膝を曲げる」意識でとらえていたり、そうでなくても、体の感覚としてイメージできていないからでしょう。
プリエは「折りたたむ」です。ピンと張ったハンカチを折りたたむのと同じです。
「引き上げる」という意識があっても、具体的にどこをどう引き上げるのか
はっきりイメージできていないままのプリエは、やはり沈んで股関節や膝、腰に負担をかけています。

骨を筋肉で引っ張られずに、あるべき位置に定めて、背骨まわりからエネルギーを繰り出して
股関節回りは隙間を作る状態で脚に送っていきますが
背骨を上下に引っ張り、肉を中心に寄せながら送り出すと共に
やはりあるべき位置に定まった肩甲骨～坐骨、肋骨の前の一番下～足の付け根を
見えない糸で上下に引っ張るように意識していくと、とても安定したプリエになります。
「引き上げ」に必死になっていると、胸に力が入って固まり、やはり「沈んで」しまいます。

プリエはあらゆる動きの根源。
負担をかけないプリエをマスターして、そこからどんどん発展していきたいですね。

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