雇用調整助成金。解雇すると支給率が90%から80%に。解雇の有無はどの時点で判断するのか
4月からキャリアアップ助成金の要件が変わります。
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000499348.pdf
キャリアアップ助成金の中でも比較的利用率が高いのが、「正社員化コース」。
正規雇用以外の雇用形態から正規雇用に転換した場合に、
助成されるもので、雇用の安定などにつなげるのが目的です。
令和2年4月からこのコースの要件が緩和されます。
現行では、
「正規雇用等へ転換した際、転換前の6ヶ月と転換後の6ヶ月の
賃金(賞与や諸手当含む)を比較して、5%以上増額していること」
これが、新要件では、
「正規雇用等へ転換した際、転換前の6ヶ月と転換後の6ヶ月の
賃金を比較して、以下のアまたはイのいずれかが5%以上増額していること」
ア基本給及び定額で支給されている諸手当(賞与を除く)を含む賃金の総額
イ基本給、定額で支給されている諸手当及び賞与を含む賃金の総額
(転換後の基本給及び定額で支給されている諸手当の合計額を、転換前と比較して低
下させていないこと。)
要は、今までは、転換前後の比較賃金に賞与を含むことのみ(イ)だったのですが、
4月以降は、賞与を含めない場合(ア)でも比較対象となります。