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10連休間近。年休消化日にする際には注意が必要です。

三谷文夫

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テーマ:労務管理

GWが近づいてきました。
10連休という会社も多いのでは。

さて、年次有給休暇の5日取得義務が始まり、
この10連休に年休を当てようという会社もあるのではないでしょうか。

ここで注意することがあります。

もともと休日だった日に年休を当てるやり方、これは「できません」。
厚労省のQ&A(下記参照)では、このようなやり方は「望ましくない」という表現ですが、
私は、やらないでください、と企業には言っています。

もともと祝日は会社の休日ではなく、労働日であった場合に、
その日に年休を当てるのは何ら問題ありません。

年休の消化を促すために、安易に10連休を利用しようと思っていると、
労基署から指摘を受ける可能性があります。
何よりも、従業員さんとの信頼関係も壊しかねませんので
運用には十分に気を付けましょう。

(参考:『改正労働基準法に関するQ&A』より)
(Q)今回の法改正を契機に、法定休日ではない所定休日を労働日に変更し、 当該労働日について、使用者が年次有給休暇として時季指定することは できますか。
(A)ご質問のような手法は、実質的に年次有給休暇の取得の促進につなが っておらず、
望ましくないものです。

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三谷文夫
専門家

三谷文夫(社会保険労務士)

三谷社会保険労務士事務所

労務についての法的観点からのアドバイス、それに加えて人材育成、組織力向上についての研修を行うことができることが私の強みです。「明日から実践できる研修」をモットーに、現場ニーズに合わせた研修が特徴です。

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