部下指導に役立つ!承認力を高めるためには「観察」が大切です
ハラスメント研修の中で、アンガーマネジメントの内容を取り入れるようになって、
とても好評をいただいています。
多くのハラスメント研修は、「こういったことをしてはいけない」「法律や指針はこうなっている」等と伝えていることが大半ではないでしょうか。
例えば、パワハラ6類型の内容を説明するなどです。
確かに、それらの内容を正確にお伝えし、理解いただくことは大切です。
ただ、私がハラスメント研修をしていて感じることは、
「それは分かっている」
「そんなことする奴おらんよ」
という方がほとんどだということです。
しかし、実際のところハラスメントの問題が社内ではあったりします。
つまり、頭では分かっているが、
無意識にハラスメントにつながる言動をしているということです。
自分はハラスメントだと思っていないが、実はハラスメントになっているというパターン。
無意識であるがゆえに厄介です。
無意識の言動、そしてハラスメントの根底には、
「俺が若い時はこうやってた」とか「部下はこうあるべき」「社内の暗黙のルール」等の
一定の価値観が大きく影響していることがあります。
アンガーマネジメントは、そのような価値観を一度見直してみるというトレーニングがあり、社内研修の中でやってみると、様々な気付きを得ていただくことが多いです。
無意識の行動原理をアンガーマネジメントの手法で浮かび上がらせてみると、
自分の日頃の言動を振り返るきっかりにもなります。
それがハラスメント防止につながっていくと考えています。