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長谷川満

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満(はせがわみつる)

家庭教師システム学院

コラム

京都府舞鶴市 城北中学校区 PTA合同人権講演会「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」

教育・人権講演会

2018年6月24日 / 2018年9月21日更新

 6月22日(金)は夜7時30分から舞鶴市立余内小学校の体育館で、
 城北中学校区(小学校4校、中学校1校)PTA合同人権講演会がありました。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」。
 聞いてくださるのは、PTA役員、保護者、教職員、地域の皆さん約120名です。





 「親学10か条」をもとに、子どもを幸せに伸ばす接し方や親子関係のあり方についてお話ししました。


    < 親学10か条 >

  1、 子どもの自己成長力を信頼する。
    (信じて待つ)
                  
  2、 ありのままを愛する。
    (そのままのあなたが大好き)

  3、 子どもを尊敬する。
    (もうすでにあなたは素晴らしい)

  4、 子どもを親の思い通りに育てようとしない。
    (自然にお任せする)*子どもは親の作品ではない

  5、 子どもの思い、ペース、自由を大切にする。
    (あなたはあなたのやりかたで、あなたのペースで)

  6、 家族が仲良くする。
    (許し合う、笑い合う、かたいことは言わない)

  7、子どもの話を聴く
    (関心を持つ)

  8、子どもの存在を喜ぶ。
    (生まれてくれてありがとう)

  9、 親が幸せである。
    (笑顔と感謝を持って暮らす)

  10、家をのんびりできる場所にする。
    (心が安らぐ居場所)


 
 子どもの自己成長力を信頼するとは、
 上から強制したり、罰を与えたりすることなく、
 子どもとよく話し合って、できる限り子どもを信頼し、
 子どもに任せていくということです。

 ありのままを愛するとは、
 今その子が不登校であろうと、
 勉強せんとゲームばっかりしていようと、
 これはこの子が良くなるために必要な過渡期であると、
 今の子どものありようを否定せずに、
 受け入れるということです。
 わかりやすく言うと、
 子ども自らで変わっていく力を信じ
 「子どもを変えようとしない」
 ということです。
 難しいですね。
 これが一番難しい。




 これは今から3年前の話なんですが、
 中3の男子生徒を家庭教師することになりました。

 その子ははじめ、宿題もしない、勉強大嫌い、ゲーム大好き、
 学校から帰ってきたら1日中ゲームするような子だったんですね。
 
 そうしますとその子に対して親も先生も
 「今のお前のままではダメだ」と彼を否定する言葉ばかりで
 関わってしまうために、その子にとって周りの大人は全部
 敵になってしまっていたんですね。

 教育というのは信頼関係がないと成立しません。
 つまり生徒と心が通い合っていないと、
 学習内容であれ、道徳であれ、伝えることはできません。

 そこで僕は彼を指導するにあたって3つの方針を立てました。

 1、彼の話を否定しない。気持ちを理解しようとする。

 2、彼のいい所を見る。そのいい所を伝える。

 3、簡単な問題から教えて「わかる楽しさ」「できる楽しさ」を体験してもらう。



 そうして2ヶ月ほどすると彼は色々な悩みを僕に相談してくるようになりました。

 友達にテストの点でバカにされて悔しかったこと。
 学校の授業は聞いていても全然わからないこと。
 高校に受かるかどうか心配なこと。

 そういう悩みを「そっかー、わかるでー」と共感しながら聞いていました。

 時々「先生、勉強しようと思うけど、ついゲームの方に行ってしまう。」
 と勉強に対して前向きな気持ちと行動面がついていかない葛藤を打ち明けることもありました。

 そんな時僕は「みんな同じやで。ゲームあったらやってしまうのが普通やで。
 でも、以前教えとった子でな、ゲームあったらやってしまうからといって、
 ゲーム機本体売った子おったよ。」

 「ほんま、勇気あるなあ、その子。」

 そんな会話が何度も繰り返されていました。

 そして、入試の1週間前は本人自らゲームを絶って受験勉強しました。

 そして合格した直後の指導で彼はこう言い出しました。

 「先生、僕、ゲーム売るわ。高校は勉強に専念するわ。」




 そして彼は宣言通り、高校に入ってから勉強を頑張るようになって
 クラス順位で4番を取るまでになりました。
 彼にはある特別な公務員になる夢があって、
 3年後の今はその夢に向かって猛勉強中です。
 
 子どもは時に不登校や不勉強、ゲーム狂いなど問題のある姿を現します。
 でも子どもの中には自ら良くなっていこうとする自己成長力が宿っています。

 それを信頼し、その子が本来持っている素晴らしさを引き出すためには
 「子どもの良さを見る」
 「気持ちを理解しようとする」
 「信じて任す」(管理者ではなく援助者になる)
 という関わりが大切です。

 そういう関わりによって「あたたかくて信頼し合える関係」が子どもとの間に
 築けたなら、子どもは自らの力で向上し良くなっていきます。

 子どもを良くするのは実は、信頼できる大人との「関係」なのです。



 この後、10番まで色々な事例を交えて、具体的にお話ししました。


 講演の終わりにお一人お一人にそれぞれ違う100種類の詩をミスチルの曲「GIFT」にのせてプレゼントしました。




 講演後、花束をいただきました。





 
 校長先生のご厚意で講演後、拙著「あなたも子どももそのままでいい」(税込500円)のサイン販売をさせていただきました。
 ありがとうございました。

 みなさん、大変熱心に聞いてくださいました。
 ありがとうございます。
 また皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。




  
         < リンク >

 
 講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.kouenirai.com/profile/3820

 システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm

 教育講演・人権講演のテーマや内容については
 http://mbp-kobe.com/hasegawa/column/64075/

 子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
 http://www.hariat.co.jp/ksg/

 長谷川満の見方が変わる相談室
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/448895890.html
 
 
  

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2018-09-20