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長谷川満

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満(はせがわみつる)

家庭教師システム学院

コラム

兵庫県加古川市立別府町幼稚園での人権講演会「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」

教育・人権講演会

2015年6月26日 / 2018年8月8日更新

 6月25日(木)は午前中、加古川市立別府町幼稚園で人権についての講演会がありました。
 テーマは「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」。
 聞いて下さるのは幼稚園の保護者の方です。
 90名ちかくの方が参加して下さいました。



 最初に子どもの詩を紹介させていただきました。



  「 見つめてもらって 」
             岩手県 黒沢尻北小学校
                岩崎 裕也(3年)

 「ゆうやはこのくらいでも痛がるんだぜ。」
 同じ組の子が たたいた
 そしたら 周りの子も
 ニヤニヤしながら
 ぼくを たたいた
 おもしろがって
 何人もの子が たたいた
 
 家に帰って
 お母さんが
 「今日は 何があったの」
 と いつものように 聞いた
 ぼくは 心配をかけたくなくて
 だまって 聞こえないふりをした
 二人ともだまっていた

 ふと顔をあげると
 お母さんは
 ぼくの顔を
 じいっと見ていた。

 ぼくは わらって 言った
 「ちょっとね、学校でたたかれた」
 お母さんは 体のどこかに
 大きなきずができたみたいな
 くるしそうな顔をした
 それから
 やさしい目になって だまって
 ぼくを見つめてくれた
 ぼくの目から なみだが出た

 ぼくは ぼくをたたいた子に
 思いきって 自分の気持ちを ぶつけた
 それからは もう やられなくなった

 お母さん ぼく 自分を守ったよ
 お母さんが 大切に育ててくれている
 自分を
 これからも 大切にする


 自分を大切に思う気持ちって、こういうところが生まれてくるんだと思います。「大好きなお母さんが、大切にしてくれている自分。そんな自分は大切な存在なんだ。」そう思えることが、勇気や自信や自己肯定感につながっていくのだと思います。

 今いじめが問題になっていますが、「お母さんが大切に大切に育ててくれている自分。だから僕はいじめられていいはずなんかない。僕は自分を守る。お母さんが大切にしてくれている自分を守る。」
 こう思えたら子どもは一人じゃないんです。心の中にはお母さんがいるんです。
 一人じゃない。そう思えるから立ち向かう勇気もわいてくるのだと思います。

 昔、公共広告機構のCMでこんなのがありました。
 「命は大切だ。命を大切に。そんなこと何千何万回言われるより、『あなたが大切だ』だれかがそう言ってくれたらそれだけで生きていける。」




 本当にそうですね。
 今子どもたちにとって一番必要なメッセージとは「あなたは私にとってかけがえのない大切な大切な存在なんだよ」という心からの言葉や関わりなんだと思います。

 子どもが自分自身を大切に思う気持ち、その気持ちがあるからこそ人のことも大切に思える。
 「自分は大切な存在だ。自分はそのままで価値のあるかけがえのない存在なんだ」
 そういう自分に対する自信、信頼感のことを心理学用語で『自己肯定感』と言います。

 そこで今日は「自己肯定感を育てる関わり」の資料をもとに皆さんと一緒に「子どもたちにあなたがどんなに大切かを伝えていけばいいのか」を考えて参りたいと思います。

 < 自己肯定感を育てる関わり >

1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)

2、そのままを愛する(変えようとしない)

3、子どもの善さを見る(尊敬する)

4、話を聴く(口を挟まず最後まで)

5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)

6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)

7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)





 「あなたが大切だ」ということは「あなたの弱さも大切だ」と伝えることでもあるのです。
 あなたの弱さもあなたの大切な一部だということです。
 人は支え合って生きています。
 それは人間が強いからではなく弱いからなのです。
 弱さとは否定されるものではなく、むしろ人と人とが助け合って生きていくための大切な要素です。
 人間の社会は実は弱さに支えられてあるのです。

 弱さは恥ずべきものではありません。
 自分の弱さを認め、受け入れたとき、それは他者への『思いやり』や『許す力』へと変容します。
 そしてそれを持つことができた時、はじめて「いのちの大切さ」を伝えることが出来るようになるのだと思います。
 本日は長い間僕のつたない話にお付き合いいただきましてありがとうございます。
 最後に「弱さという贈りもの」という詩を朗読させていただいてこの講演を終わりにしたいと思います。

  詩「弱さという贈りもの」

  神さまは人間を弱くおつくりになりました
  みんな仲良くするようにと
  淋しくないようにと
  わざと弱くおつくりになりました

  助け合って 補い合って
  笑い合って 暮らせるようにと
  わざと弱くおつくりになりました

  自分の弱さを知って
  自分の弱さを許せたら
  許せないものはなにもない
                by はせがわみつる

 
 最後に小田和正さんの「たしかなこと」にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
 
 皆さん熱心に聞いて下さいました。ありがとうございました。
 またお会い出来る日を楽しみにしています。

 
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