注意やダメ出しばかりしていると子どもは「聞き流す」技術を身に付けてしまう

2013年9月7日

　
　子どもが言うことを聞かない、とお嘆きのお母さんがおられますが、
　口を開けば、注意や叱責、ダメ出しばかりをしていませんか？

　もし、あなたが夫からそういう言葉ばかりを言われたらあなたはどうしますか？
　きっと言い返すでしょう。
　そして喧嘩になるでしょう。

　では、喧嘩したくなかったらどうしますか？
　聞きたくない話は聞かずに、相手に勝手に言わしておくでしょう。

　子どもに注意や叱責、ダメだしばかりをしていると、子どもは「聞き流す」技術を密かに身につけてしまいます。

　お母さんは文句しか言わないと子どもが思い始めると、お母さんが口を開いた途端「聞き流す」スイッチに手を置きます。そして「ああ、やっぱり文句だあ」と認識するとスイッチをオンにして「聞き流す」モードに入ります。こうなると何を言っても無駄です。聞いていないのですから。

　オオカミ少年というお話があります。
　いつもオオカミが来た！と嘘ばかり言ってたら、本当にオオカミが来た時に誰も信用してくれず、オオカミに食べられてしまうというお話ですが、これは何も嘘に限ったことではなく、いつも注意ばかりしているとそのうち何も聞いてくれなくなったということにならないようにしたいものです。

　
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