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能島孝志

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コラム

「墓じまい」を考える前に読んでほしい物語(16)「孫に引かれて歩む道」/今野芳彦さん(63歳)

お墓物語

2017年9月26日 / 2018年1月12日更新

お墓にまつわるエピソード集「お墓物語」 

一見、同じように見えるお墓だが、実はそれぞれのお墓には、
それぞれの思いと数々のエピソードがあります。

全国の墓石を含む石材関連業者約1,300社が加盟する、
日本最大の業界団体である、(一社)日本石材産業協会では、
お墓にまつわる感動的なエピソードを集めた小冊子、
「お墓物語」を、2011年3月に発行いたしました。(非売品)


お墓にまつわるエピソード集「お墓物語」

「お墓物語」を発行するにあたり、作品を募集したところ、
全国各地から数多くの応募作品が寄せられました。


その中から33名の方の作品がこの小冊子に収められています。


涙あり、笑顔あり、驚きありの素晴らしい物語ばかりです。


マスコミ等で「墓じまい」ばかりが大きく取り上げられる昨今において、
「お墓ってこんなに素晴らしいものなんだよ」ということを、
今一度、一人でも多くの人に気づいていただければと思い、
ここに、33話、全ての物語を順にご紹介させていただきます。

これまでに、以下の15のをご紹介いたしました。

(1)「祖母との出会い」/三浦るるさん
(2)「お墓参りの不思議」/伊東徳久さん
(3)「祖父のお墓で」/水野真由美さん
(4)「おはからい」/漣ほたるさん
(5)「星よりも近く」/倉木敬人さん
(6)「泣き虫」/藤田徹朗さん
(7)「田舎のお墓を訪れて」/長坂隆雄さん
(8) 「祖母の墓を抱きしめて」/梅山太郎さん
(9) 「祖母VS母・お墓バトル」/森下純一さん
(10) 「一片の桜」/咲ママさん
(11)「心の掛け橋 」/棚橋すみえさん
(12)「おじいちゃんがくれたもの」/匿名希望さん
(13)「お墓物語」/寺田聡さん
(14)「温かい土」/渡辺笑子さん
(15)「父の死と我が使命」/匿名希望さん

今回は、秋田県在住の今野芳彦さんの作品、
「孫に引かれて歩む道」をご紹介させていただきます。
心温まるエピソードを通じて、家族や大切な方との絆や、
命の尊さを考えていただくきっかけになればと考えております。


「孫に引かれて歩む道」/今野芳彦さん(63歳・秋田県)

春彼岸を前にして、少し寒いが孫を連れてお墓の掃除に出かける。


天国に少しでも近い場所として寺が設けたのか、
高台にあり、登ると町が一望できる。




風光明媚で線香の煙がまっすぐ天に昇っていく感じがして、
来るたびに新鮮な気持ちになれたものだ。

高台ゆえに、かなりの階段を登らなくてはならず、
フーフー言う孫の手を引き、おんぶして登った時もあった。


孫が二歳で、数年前の話だ。


それが今は逆、登るのに私がフーフー息切れをおこし、
孫に手を引かれて歩む。

日々衰退していく我が身、順調な成長過程にある六歳の孫、
反比例の人生の法則だ。

「爺が回りの草むしりをするから、
龍季はお墓を綺麗に拭いてくれ」というと、
「分かった、顔も綺麗にしてあげる」
と意気盛んに雑巾を動かしている。




隅々の掃除をするのに必要と、
歯ブラシを準備してきたのを見つけた孫、
「爺ちゃん、歯も磨いてやろうね」と、
墓に彫られた「先祖代々の墓」その一文字一文字を、
歯ブラシでなぞって掃除してくれた。

確かに、あの部分が顔に見えるし、
掃除された仏も驚いたろうが嬉しかろう。

「綺麗になったな、ほら」と線香を持たせ、
火をつけてやり、孫に供えさせる。

手を合わせ、「なぁ龍季、もし爺の足が弱って来れなくなったら、
代わりに頼むな」そう言ったら、「うん」とうなづいた。


私はその頭を何度も何度も撫でた。


階段を降り、まだ肌寒いので懐にカイロを偲ばせていたが、
後は車だし、もう必要ないと取り出し孫のもと手を延べたら、
「お墓が冷たいので体に置いてきた」と話す。


いたずら盛りのやんちゃ坊主、六歳児の心に胸が熱くなった。


家族、見えない絆ってこんなことかも。


「お墓物語」を無料プレゼントいたします!

「お墓物語」をマイベストプロ神戸をご覧の方に無料でプレゼントいたします。
数に限りがございますので、ご希望の方は今すぐお申し込みください。

■お申込み方法

お申込みは第一石材までFAXまたはEメールにてお申込みください。
FAX・メールには、"「お墓物語」希望/マイベストプロ神戸"とご記入の上、
※お名前・ご住所・電話番号も必ずご記入ください。

・FAX:078・515・2737(24時間受付)
・メールでのお申込みはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/inquiry/site/

「お墓物語」は、近畿地方の方限定でお送りさせていただきます。
なお、部数に限りがありますので業者の方のお申し込みはご遠慮ください。


             
            ~つづく~



次回は、伊東静雄さん(81歳・静岡県)の作品、
「墓石は語る」をご紹介させていただきます。


一般消費者にとって極めて分かりにくいあらゆるお墓の疑問を、
(一社)日本石材産業協会認定、「お墓ディレクター1級」資格者、
㈱第一石材・代表、能島孝志がズバリ解決いたします。(相談無料)

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