知らない人が損をする「指定石材店制度」という仕組み④「ご見学ですか?」に要注意!/神戸新聞マイベストプロ神戸主催セミナー「お墓選びで知っておきたい5つのポイント」おさらい
悪質業者が引き起こす具体的なトラブルの事例
次にご紹介する内容は、まさに「石材産地偽装事件」の事例です。
これは、トラブルというより、れっきとした犯罪行為です。
【事例.3】国産の石材でお墓を注文したのに安い外国産石材が
お墓の建立に際して国産の石材にて注文し、
その分の代金も業者に支払ったが、
施工工事を見に行った時に霊園に搬入されたのは
国産の墓石よりも安価な韓国産の石材でつくられた墓石でした。
もう石材店を信用できないので契約を破棄したいと考えています。(50代・男性)
【解説】産地偽装は刑事事件になる犯罪行為です!
平成21年に大阪府の霊園で発生した「石材産地偽装事件」は、
マスコミでも大きく取り上げられたので、ご存じの方も多いはずです。
※この事件について詳しくはコチラまで
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/column/24265/
これも同様の事例で、この相談者の方は、
自分が購入したお墓の施工工事の進捗状況を
確認するために霊園に出向いたところ、
自分のお墓の建立のために用意されていた墓石の梱包材に、
ハングル文字で石種が記載されているのを発見し、
石材が国産のものではないことが分かったということです。
日本における近年の墓石の生産は約80%が中国産ですが、
1980年代頃の安価な墓石の生産拠点は韓国が主でした。
この方はすぐにその場で業者の担当者にその点を指摘し、
工事をストップさせたということですが、
もし工事を見に行かず、現場を押さえられなければ、
この悪質業者はそのままお墓を建立して、
契約通りのものとして引き渡したに違いありません。
家の建築と同じく、工事の様子をチェックするのは
良いお墓を建てるためにとても重要なことです。
例えごまかしなどがなくても、お施主側が常に気にかけていれば、
業者側もより一層良い仕事をしようと思うはずです。
「すべてまかせっきり!」はあまりお薦めできません。
~つづく~
※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
「オリジナルデザインのお墓」について詳しくはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/design/cat_cat152/
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com/
【墓石建立可能地域】
・東京周辺の首都圏
・関東地方
・中部地方
・近畿地方
・中国・四国地方