Vol.2 部下との関係づくりは“時間”より“頻度”
<2026年5月21日配信>
人と組織を元気する
健康経営エキスパートアドバイザーの渡辺です。
今日も開封してくださりありがとうございます。
さて、
企業にとって「人」は大切な経営資源。
と、最近はよく耳にしますが、
実は“従業員の健康問題による損失"は、想像以上に大きいことをご存じでしょうか。
このメルマガでも「健康経営」界隈について書いていますが、では実際、「健康」ってどういう状態を指すのでしょうか。
「休職者がいないから大丈夫」
そう思ってしまうことも少なくない気がしますが、でも実は、“見えていない不調"って、たくさんあるんです。
■ プレゼンティーイズムとアプセンティーイズム
近年、健康経営の分野でよく使われる言葉に、
・プレゼンティーイズム
・アプセンティーイズム
があります。
アプセンティーイズムとは、心身の不調による欠勤や休職のこと。
一方、プレゼンティーイズムは、
「出勤はしているけれど、本来のパフォーマンスが出せていない状態」
を指します。
例えば、
・疲労や睡眠不足で集中できない
・肩こりや頭痛を抱えながら働いている
・メンタル不調を隠して頑張っている
・花粉症でぼーっとしている
など。
“休むほどじゃないから出勤している"
そんな状態ですね。
たぶん、多くの職場で「あるある」ではないでしょうか。
■ 実は「出勤している不調」のほうが損失は大きい
でも実は、この「なんとか頑張れてしまっている状態」のほうが、企業への影響は大きいとも言われています。
厚生労働省の「コラボヘルスガイドライン」では、健康関連コストのうち、
・プレゼンティーイズム:約78%
・医療費:約16%
・アプセンティーイズム:約5%
という試算が紹介されています。
※厚生労働省「データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン」
https://www.mhlw.go.jp/contenthttps://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001467408.pdf
さらに、健康リスクが低い従業員でも、年間平均約59万円の生産性損失があるという試算もあります。
100人規模の会社なら、年間5,000万円以上の“見えない損失"になる計算。
こうして数字で見ると、なかなかインパクトありますよね。
もちろん、これは「サボっている」という話ではありません。
むしろ真面目で責任感の強い人ほど、
「迷惑をかけたくない」
「自分がやらなきゃ」
と、無理をしがちです。
だからこそ、本人も周囲も気づきにくいんですよね。
■ 健康は“個人の問題"ではなく、組織の土台
そして、その状態が続くと、
・生産性低下
・ミスや事故
・コミュニケーション悪化
・休職や離職
につながる可能性が増えてきます。
つまり、従業員の健康は、組織を支える“土台"ということ。
そしてそれは、管理職自身にも言えますよね。
■ まずは、自分を整えることから
でも、支える立場の人ほど、自分のことは後回しにしがち。
あなたの頑張りも健康あってこそです。
忙しい時ほど、
ちゃんと寝る。
ちゃんと食べる。
体をほぐす。
そんな“小さなメンテナンス"が、結果的に職場全体の安心感やパフォーマンスにもつながっていくのかもしれません。
「でも無理するしかないんだよ」という声が聞こえてきそうですが、旗振りは、まず自分から。
ノー残業デーや有休取得、ちょっとしたストレッチなど、それもまた、組織を支える大切な仕事なのかもしれませんね。
今日はまず、ご自分のために
「何をするか」あるいは「何をしないか」
を決めてみませんか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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