Vol.4 調子悪い、が与えるリスク~プレゼンティーイズムとアプセンティーイズム~
<2026年6月18日配信>
人と組織を元気する
健康経営エキスパートアドバイザーの渡辺です。
今日も開封してくださりありがとうございます。
今月は企業さまでの研修月間です。
新入社員向けのセルフケア、
リーダークラス向けのコミュニケーション、
管理職向けのラインケア。
それぞれ複数回あり、準備は大変ですが、
年次や職位、業種による違いが感じられるので、
毎回多くの学びがあります。
今月もあと半分。
最後までしっかり走り切りたいと思います!
さて、管理職の方とお話ししていると、
よく耳にするのがこんな言葉。
「何度も説明したんですよ」
「なぜそんなやり方をしたのだろう」
「考えればわかることなのに」
何度も説明しているのに部下には伝わっていない。
行動や判断の理由が分からない。
あなたも、そんな経験はありませんか?
もちろん、
相手が話を聞いていなかったという
ケースもありますよね。
ただ、それだけではないことも少なくありません。
上司と部下は見えている景色が違う
管理職ともなると、仕事全体の流れや優先順位、
周囲への影響など、多くのことが見えるようになります。
部や課の役割、求められているものへの
理解も深まります。
「この仕事は後工程があるから遅れられない」
「ここでミスすると取り返しが大変」
そんな背景を踏まえて指示を出しているため、
「これだけ説明したから大丈夫だろう」
「ここまで言えば分かるだろう」
と考えます。
一方で、部下には
まだその景色が見えていないことがあります。
「このくらい大丈夫だろう」
「こちらを優先しても問題ないよね」
経験や立場が違えば、見えている景色も違い
上司の期待とのズレが生まれることがあります。
これは、
見えていないのではなく、
見える位置が違う。
だから、「当たり前」が一致しない。
そこにコミュニケーションのすれ違いが生まれます。
ズレを防ぐ方法
伝わるコミュニケーションの第一歩は
「自分の視点」ではなく、
「相手には今、何が見えているのだろう?」
と考えてみること。
そして、もう一つ大切なのが、
伝えた後の確認です。
「分かりましたか?」と尋ねると、
多くの場合は「はい」という返事が返ってきます。
そこで一歩踏み込んで、
「じゃあ、作業の順番を整理してみて」
「まず何をするの?次は?最後は?」
と確認してみると、
認識のズレに気づけることがあります。
このひと手間は少し面倒に感じるかもしれません。
それでも、後々のやり直しやミスを防ぎ、
結果としてお互いの負担を減らしてくれます。
視座の違いを理解する
この上司と部下の視点の違いは、
富士山の3合目と8合目から見える景色の違いのようなもの。
遠くまで見渡せる8合目と
目の前の登山道を一歩ずつ進んでいる3合目。
見える範囲も見える景色も違います。
もっと言うと、経営者は富士山上空から
眺めているかもしれませんね(*^^*)
「これくらい言わなくても分かるだろう」
そう思ったときこそ、
一度立ち止まってみる。
相手には、自分とは違う景色が見えているかもしれない。
そんな前提を頭の片隅に置いておくだけでも、
伝え方や確認の仕方は変わりそうですよね。
その小さな意識が、ミスコミュニケーションを減らし、
安心して相談や確認ができる職場づくりに
つながっていくのではないかなと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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