Vol.1 “人”の課題に向き合う、健康経営という視点
<2026年4月23日配信>
人と組織を元気する
健康経営エキスパートアドバイザーの渡辺かなこです。
前回のメルマガで、
私が産業カウンセラーであることをお伝えしましたが、
実際の業務としては、主にこんなことを行っています。
・契約企業の従業員の方との個別相談
・ストレスチェック後の職場面談
・休職された方の支援
・メンタルヘルス研修
最後の研修や報告書の作成を除くと、
基本的にマンツーマンでの面談が主な業務です。
一番多い時で年に400名、
通常でも年間約300名の方のお話をお聴きしています。
その中で強く感じているのが、
職場の空気は上司の関わり方によって大きく変わるということ。
具体的には、上司からの働きかけによって
職場の雰囲気はつくられていきます。
こういうと、部下を持つ方には
とても負担に感じられるかもしれませんが、
そこはご安心くださいね。
■ 関係性は“時間"より“頻度"
部下との関係性を築く、
つまり信頼関係を深めるために大切なのは、
話す“時間"の長さより、話す“頻度"です。
数か月に一度の時間をかけた1on1より、
毎日の短い声掛け。
実はこれが、関係性をつくる上で
とても大切なポイントになります。
■ なぜ頻度が効くのか
では、なぜ“頻度"が大切なのでしょうか?
それは、日々声を掛けることで
「見てくれている」という安心を感じてもらえること。
そして、相談のきっかけづくりになるからです。
部下、特に新人の方は、
上司にどのタイミングで声を掛けていいか分からず、
困っていることも少なくありません。
また、
この程度のことで質問するのは迷惑ではないか、
こんなことを聞くとできない人と思われないかと、
不安を抱えていることもあります。
そんな部下にとって、上司からの軽い声掛けは、
話すきっかけをもらえたようなもの、安心材料になりますね。
よく「報連相しない部下に困っている」という声も聞きますが、
その場合、意識したいことは2つ。
1つは、報連相してほしいタイミングを明確にすること。
もう1つは、報連相しやすい“間"をつくることです。
報連相してほしいタイミングとは、
「ここまで進んだら報告してほしい」や
「毎週金曜日に進捗を共有してほしい」といったもの。
報連相しやすい“間"とは、
日常的な声掛けによって話しやすい雰囲気(隙)をつくることです。
今の若手は、失敗や評価を気にする傾向が強いと感じています。
だからこそ、そうした不安を感じさせない関わりが、
関係性づくりには欠かせません。
■ 挨拶は職場の潤滑油
では、何を話せばいいのか。
ここで悩まれる管理職の方も多いですよね。
プライベートな話題はハラスメントにつながるのではないかと不安で、
部下に話しかけることを控えているという声もお聞きします。
(お気持ちお察しします・・・)
そんなときは、まずは挨拶からで大丈夫。
世代によっては
「挨拶は目下の者からするもの」とお考えの方もいらっしゃいますよね。
確かに新入社員研修では、若手から挨拶するように指導しますが、
そこにとらわれすぎて“話しかけづらい上司"と思われてしまうのは、
少しもったいないなと思います。
そもそも挨拶とは、相手の存在を承認する行為。
上司の方から「○○さん、おはよう!」と声を掛けることで、
関係性づくりの一歩が生まれます。
実際に、私が以前いた職場でも、
上司が変わり、上司から挨拶をしてくれるようになったことで、
報連相が早くなったという変化がありました。
また、雑談ばかりで困るというお悩みもありますが、
一方で、雑談もできない職場は息が詰まってしまいます。
通りすがりに
「困っていることない?」
「何でも聞いてね」と声を掛けて、
ついでに
「この間教えてくれたランチに行ってきたよ!」
といった会話ができると、職場に程よい余白が生まれます。
こうした一見業務とは関係のないやり取りが、
いざというときの相談のしやすさにつながります。
上司だから、部下だからと気負いすぎず、
役割は違っても、一緒に働く仲間として
良好なコミュニケーションが取れるとチームが変わります。
まずは今日から、
一声かけてみてくださいね!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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