Vol.2 部下との関係づくりは“時間”より“頻度”
<2026年7月16日配信>
人と組織を元気する
健康経営エキスパートアドバイザーの渡辺です。
今日も開封してくださりありがとうございます。
今朝の新聞に、2025年度に過重労働による脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスが原因の精神障害で、労災保険の支給が決まった件数が1,310件となり、4年連続で過去最多となったという記事が掲載されていました。
原因別では、パワハラ、カスハラ、セクハラが約4割を占めていたそうです。
↓過労・ストレスの労災、4年連続増加 精神障害の原因、パワハラ最多(朝日新聞)
朝日新聞デジタル版記事へ
ちなみに、現在法律で義務化されているのは、パワハラ・セクハラ・ケアハラへの対策ですが、今年10月からはカスタマーハラスメント(カスハラ)への対応も、企業に義務付けられるようになります。
カスハラは、従業員の心身の健康を損なう恐れがあるだけでなく、人材の定着や職場環境にも大きく影響します。そのため、お客様対応の問題としてだけではなく、従業員を守るための取り組みとして考えていく必要があります。これはBtoCだけでなく、BtoBも対象です。
企業に求められることは年々増えていますが、だからこそ大切なのは、問題が起きてから対応するのではなく、問題を生じさせないための「先手」を打つこと。
今、共に働く人たちが安心して、やりがいを感じながら仕事に取り組める環境づくりに、一緒に取り組んでいただけたら嬉しいです(*^^*)
指示を聞いてくれない理由
さて、前置きが長くなってしまいましたが、あなたの職場にも、
「何度伝えても指示どおりに動いてくれない。」
「頼んだことをやってくれない。」
そんな部下や後輩はいませんか?
最初は丁寧に説明していても、期待どおりに進まないことが続くと、イライラしたり、「どう伝えればいいんだろう…」と悩んでしまいますよね。
こうした場面にはいくつか理由がありますが、その一つが、相手が納得できていないということです。
いくら丁寧に説明しても、言葉を変えて伝えても、なかなか動いてくれない。これは、言葉が伝わっていないというよりも、こちらの話を受け止めようという状態になっていないのかもしれません。
では、なぜそうなってしまうのでしょうか。
それは、相手には相手なりの事情や考えがあるからです。
その事情や考えに気づかないまま、「理解してもらおう」と言葉を重ねても、残念ながらこちらの思いは届きにくくなってしまいます。
まずは耳を貸すこと
そこで大切になるのが、相手の思いや考えに耳を傾けることです。
行動を起こしてくれないとき、多くの場合、相手には相手なりの理由があります。そこに気づかずに「理解させよう」と言葉を尽くしても、その声は相手には届きません。
そんな時は、ぜひ
「あなたの考えを聞かせてほしい。」
と尋ねてみてください。
仮にその考えに賛成できなかったとしても、まずは否定せず、
「そう考えていたんだね。」
「話してくれてありがとう。」
と受け止めてみましょう。
その上で、なぜそのやり方では難しいのか、組織として何を大切にしているのかを、相手に理解してもらえるように伝えていきます。
こういう経験は、あなたにもあるのではないでしょうか。
組織で働く以上、方針やルールに従わなければならない場面はあります。そのことは相手も分かっています。
それでも行動に移せない、移さない理由があるのです。
だからこそ、まずは相手の思いや考えに耳を貸してみてください。
相手の話を聴くことは、相手の言いなりになることではありません。
まずは相手を理解しようとする姿勢を示すこと。その土台があって初めて、こちらの思いや組織の考えにも耳を傾けてもらえるようになります。
そして、日々のそんな積み重ねが、風通しのよい職場づくりにつながり、誰もが安心して働ける環境を育てていくのだと思います。
仕事であっても、まずは相手を尊重し、同じ土俵に立つこと。
その姿勢を忘れずにいたいものですね(*^^*)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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