ジャスミンの花が咲くころに茉莉花茶をいただく
暦は、穀雨を迎えましたね。
穀物を雨で潤す頃。
雨の日が増えますが、草木が雨のおかげで生き生きと潤うと思うとありがたいです。
陽の気が上がってくる今の季節におすすめのお茶は、
菊の花茶や茉莉花茶(ジャスミンティー)です。
こちらは、杭州の菊の花茶。「杭菊」
蓋碗に5粒ほどいれて湯を注ぐと次第に黄色いお茶になります。
気持ちを鎮めて落ち着かせてくれたり、熱を外にだしてくれたり
喉の通りがよくなるといわれています。
ほのかな甘みや苦みが春のすっきりとしない体を整えてくれるようです。
手前の小さな菊のつぼみです。
北京でいただくように蓋碗に口をつけて…
宮廷の女性もそのようにお茶をいただいている姿が古い絵に描かれていましたり、
北京のレストランでもそのように出してくださるところがあります。
中国茶教室でも、花粉症で香りが分からないとおっしゃっていました生徒様が
鼻の通りがよくなり香りが分かるようになったとお話されたり、
菊茶が出されて蓋を開けたとたんに
ぼんやりしていた目がすっきりとしたとも…
あくまでも嗜好飲料として召し上がっていただいておりますが、
穏やかに体を整えてくれることを実感し嬉しい発見でした♪
緑茶が届く前のしばらくの間、
菊の花茶を召し上がるのはいかがでしょうか。
中国茶専門店、ハーブティーのお店で扱っています。
茉莉花茶についても改めて記事を書きたいと思います。